課程長 挨拶
課程長 林田 信明地球の誕生以来、その悠久の時間(とき)と共に、生物たちは進化を繰り返し、他種との共存を図ってきました。しかし、年々、世界規模で環境問題が深刻化してきています。そこで、今、わたしたちに求められていること、それは多種多様な生物とその環境を知り、自然と共存していくための知識を高めることにあります。繊維学部のキャンパスは、周辺に山や川が点在する四季の美しさに囲まれた自然の宝庫の地にあります。日本の自然美が身近にある恵まれたこの信州で、生物と環境について幅広く学び、グローバルな世界へと続く第一歩を、わたしたちと一緒に踏み出してみませんか?
課程の紹介
自然環境において、さまざまな生物が物質や資源の循環に関与しています。わたしたち生物資源・環境科学課程では、生物を一つの資源ととらえ、その利活用と環境について学びます。生物資源の持続的な生産と、それらがいかに有効活用できるかについて、生物学や化学の基礎科目をベースに、バイオテクノロジーから環境化学まで、幅広い研究分野で教育を行います。バイオ繊維、バイオマス資源、生物の環境応答、環境評価・分析などのほか、歴史と伝統ある蚕糸学など、昆虫のバイオテクノロジー分野も充実しています。卒業生は大学院への進学、また食品や製薬会社、繊維および環境関連の企業など、多業種において研究者や技術者として就職し活躍しています。