活動報告

「PIPCセミナー ベーシック・コース in信州大学」を開催しました

11月17日(日)に、信愛クリニック(鎌倉市)院長の井出広幸先生、あいせい紀年病院(名古屋市)名誉院長の木村勝智先生と宮崎医院(西尾市)院長の宮崎 仁先生をファシリテーター、岡谷市民病院病院事業管理者・信州大学医学部名誉教授(精神医学)の天野直二先生をスーパーバイザーにお迎えして、信州大学では3回目となるPIPC(Psychiatry In Primary Care)セミナー ベーシック・コースを開催しました。学内外より医学生を含む医療職の皆さん28名が参加しました。

※プログラム概要

① オープニング、イスブレーク

② Part 1われわれはなぜ精神医学を学ぶべきなのか?

③ Part 2背景問診

④ Part 3 MAPSOシステム

⑤ Part 4井出ワールド2024

⑥ Part 4治療

⑦ クロージング


※感想抜粋


☆内科医としてできること、適切な対応について学ぶことができよかったです

精神的なことには立ち入らない、見て見ぬふりという姿勢になりがちだったが、身体と精神は切り離せないものなので、精神面もしっかり診れるようになりたいと思いました。


☆「傾聴」に対する概念が大きく変わりました。検査結果もやはり診断・治療の際に重要ときき、臨床検査技師としての自分の仕事の大切さを改めて実感しました。


☆産科領域でも精神合併妊娠が増えている中で、その方の生育歴・トラウマなどが、妊娠出産育児に大きく影響している印象をうけていました

「井出ワ-ルド」のご講義の視点、重要、参考になりました

産婦人科視点からのアプローチ法も、学びたいと思いました.


☆背景問診、MAPSO問診チェックチェックリストは、お仕事でもすぐにとりいれてみたいと思いました。栄養指導で、希死念慮を聞くことがあるので、具体的な問診のしかたが参考になります.


☆医療関係だけでなく本日の内容は夫婦間、親子間、兄弟間、友人間等全てにあてはまる、とても良い内容で勉強になった。


☆心のなやみがある人が多いこと。精神科を受診していない人が90%と多く、内科でかかえているケ-スが多いこと。精神科までいかない患者にPIPCが有効であることを学びました。NSでも介入できることがわかり、不定愁訴への対応にもつながるかなと思いました。