2024年 第1回「地域医療」(医学科4年生)
2024.5.22更新

信州大学医学部医学科4年生の「地域医療」の授業が始まりました。5月15日の第1回目では、伊那市国保美和診療所所長の岡部竜吾先生にお話しいただきました。
以下が学生の感想の抜粋です。
※学級閉鎖の地域医療的観点からの意義を学べました。
※過疎と高齢化は多くのところで関連づけられることが多いが、実際の場合高齢化による影響が大きいのは都市部であることがびっくりしました。
※地域医療での医師と患者との関係の一つのあり方をされているように感じました。総合医になるにも経験が必要で、地域医療に関わろうと思うにも覚悟と人生経験が必要な気がしています。そのあたりを知りたいと感じました。地域医療には興味はありますが、地域の人々と協力して、お互い様の精神を実践するまでには、私自身が成長できていないように感じました。
※先生が講義の中で「これからの日本もやりようによっては明るい未来が待っている」というお話を何回もされていたのが印象的だったので、現状からどうよくしていけるかを考えていきたいと思った。
※健康に与える影響として医学は2割ほどしか占めておらず、大部分は社会的な要素が占めるということに驚いたのと同時に印象に残った。
※今回は地域医療ということで診療所の先生のお話だったが、その話の多くの部分、特に患者さんとのかかわりについては普通の病院の診断でも活かせることがあると気づいた。
※地域医療では、大学で勉強する医療の方針に従うことが第一ではなく、その地域の人たちが最も求めていることは何なのか、ということに意識を向けて医療を行わなければならないと感じた。
※人との関わりを通した喜びがあるのだと感じました。医療だけでなく、さまざまな学びがあるのだとわかりました。人生が豊かになりそうだと感じました。
※今まで高齢化は対処しなければならないものだと思っていましたが、今回の講義を聞いて高齢化の進んだ長谷でもいきいきとした生活が送られていることを知り、高齢化が進むことを前提とした暮らしを可能にする社会づくりが重要なのだと感じました。