活動報告

『第2回多職種協働・連携の第一歩』を開催しました。

2023年12月10日(日)に『第2回多職種協働・連携の第一歩』と題して、大学生を対象としたワークショップを開催しました。長野大学社会福祉学部(3,4年生)33名、信州大学経法学部応用経済学科(3,4年生)10名、長野保健医療大学看護学部看護学科(3年生)2名、信州大学医学部医学科(3年生)15名の参加がありました。

プログラム概要
➀講演『多職種協働教育の実際と意義』長野大学社会福祉学部教授 藤井博之 先生

②パネルディスカッション~今何を学び、何を目指しているのか~ 各大学学部学生代表

③グループワーク(10グループ)
症例検討(より良いインフォームド・コンセントは)

以下が参加学生の感想抜粋です。

※多職種連携の大切さは日々感じていたが、その難しさについては漠然とした理解しかしていなかった。レクチャーの中の言葉でその難しさを知ることができた。言葉で表されることでどうやって解決するべきか、専門職同士の壁を取り除けるのか考えやすくなった。

※多職種協働、連携について学生の頃から交流して学ぶ意義について理解することができた。就職する前だからこそ話せること、学べることがあるのではないかと思った。

※多職種連携の基盤として自己理解に加えて、当事者理解、他者理解、状況理解が重要であることを改めて学ぶことができた。

※社会福祉学部や経法学部の学生と話す機会は初めてで、職種によってどのような違いがあるのかを知ることができた貴重な機会でした。特に国試問題の比率を見ると、医師として学ぶことが多い中で他職種を知ることの重要性を、比率以上に感じていきたいと思いました。

※社会福祉士という仕事について初めて知れた。それだけでも今回出席して良かったと思った。

※話を聞いていて、特に社会福祉学部の学生が地域医療や地域包括ケアに意見を持っていておどろいた。医学科の授業ではあまりそういう話は聞くことができず知識が乏しいと感じ、地域枠セミナーや自分でもっと勉強しなければいけないと思った。

※特に専門分野からの視点について意見交換が出来たことが面白かった。他学部の学生とともに学び、考えることで、視野が広がったり、刺激になったり気がする。参加して良かったと感じた。

※専門性の違う学生の方々と同じ症例を検討し、意見交換をすることで自分が気づけなかった視点から症例を見ている方が多く、また共通点に関しても意見を交換することにより自分の意見により具体性を持つことが出来た。

※今回のグループワークの本題以外のところでも、他学部との知識や考え方の違いが分かり、専門分野を極めるとともに他者理解や他者への説明の能力の重要性を実感できた。

※私は、「医者は〇〇すべきだった。医者が良くない」という意見しか出せなかったけど、他学部の皆さんは「ソーシャルワーカーの同席が必要だった」「地域でこんなケアができる」などの意見をだしてくれて新鮮でした。自らの視野の狭さに気付かされると同時に、こんな風に不足を補ってくれる他職種の存在を頼もしく思いました。

※グループワークを通して、違う分野について勉強する人の意見を聞き、自分とは異なった視点の考えを知ることができた。また、違う視点でのアプローチの方法を知り、自分の考えが自分が学ぶ専門的な考え方にとらわれていたことに気づいた。

※他大学との交流がとてもよかった。地域・地元出身者枠の生徒だけでなくて、医学科の学年全員に参加するチャンスがあってもいいと思った。とても有意義だった。