活動報告

第1回「臨床推論セミナ-」を開催しました。

2023年9月26日(火)に、佐藤泰吾先生を講師にお迎えして医学科4年生を対象に「臨床推論」セミナーを開催しました。

以下が、参加学生の感想の抜粋です。

・臨床推論における重要な考え方を学べた。「患者さんが全ての情報を持っている。それを聞き出せない、見つけ出せない医者が悪い」という言葉にすごく納得したとともに、今後臨床に出る上で、大切にしていきたいと思った。

グループで症例を考えていくことは、様々な意見が聞けて大変面白かったし、勉強になった。CBTへの勉強や学校の授業で習ったことがつながっていき、今まではただ覚えるだけだったが、やっと楽しくなってきたと感じた。

今回の症例検討では、患者さんの情報が、文字に起こされていたので、診断を導き出すのは惜しいところまでは行けたが、これが実際に患者さんから見るとなると、絶対に今の段階ではたどり着けないだろうと感じた。もっと、頑張っていきたいと感じた。

・臨床推論ということで、患者が語らずとも全身の症状で訴えるメッセージを、医師がいかに読み取れるかが重要というところに面白さを覚えた。そして、同じ患者からでも読み取る医師の知識や経験に基づいて情報量が異なるだろうから、きちんと勉強しようと思った。その他、普段の勉強では触れないような、臨床ならではの一次情報の捉え方や、二次情報の存在の重要性も知った。今回は、難易度もちょうど良かった。

・患者さんの情報について、1次情報と2次情報という様な見方をしたことがなかったので、新たな考え方を得たような気がします。とにかく1次情報に触れることが大切と仰っていたので、これから人と関わる際には、頭の片隅にそのことを置いておいて、情報を汲み取る力を伸ばしていきたいと思いました。

今回初めての臨床推論の授業でしたが、グループで議論したのが刺激的で楽しかったです。自分がいかに勉強不足であるかということを痛感しました。残り3回で、徐々に成長していけたらいいなと思います。