活動報告

『深志課題探究ゼミ2021』意見交換会(感想)

松本深志高校1年生と信州大学医学部医学科地域枠1,2年生を対象とした4回の『深志課題探究ゼミ2021』が終わりました。今年度は、講演の後、参加高校生と大学生が10グループに分かれて講演についての意見交換も行いました。

以下が、今回の深志課題探究ゼミ2021への感想抜粋(高校生+大学生)です。

*医師を目指す立場としては、ゼミの内容はこれから授業で教わったり考えたりすることになるテーマだったと思うが、自分が高校生の時だったらどう感じたか、医師を目指して勉強していない立場だったらどう思ったか、ということを考えるいい機会になった。医学部外の人と医療について話す機会はこれからもあればいいと思う。

*4回のゼミを通して、幅広い医療のことについて知ることができ、非常に興味深く感じた。また、同じ学校の人や、大学生と話し合い、様々な意見を聞き、考える事ができたので、充実した4日間になったと思う。私は、将来医療の道に進みたいと思っているので、4回のゼミを通して学んだ、患者さんとその家族の意見を尊重すること、様々な人の意見を聞くことを大切にしていきたいと思った。ありがとうございました。

*4回のゼミはどれも内容が濃くて、時には答えを導くのが難しい問いもありましたが、グループ懇談などの意見交流の場を通して、自分と異なる意見と触れることができたり、これからの人生を考える上でとても貴重な経験をさせていただくことができました。本当にありがとうございました。

*どのゼミでも真剣に自分なりの意見を出している高校生の姿が印象的でした。諸先生方の貴重なご講義で見識が広がったと共に、高校生の当たり前に考えてしまっていたような事実、気持ちを反映させた新鮮な解答に、何度も驚かされました。専門的意見と同時に、医療知識を持たない、良い意味でただの人からの素直な考えを聞くことが出来たのは、このゼミを通して得られた貴重な経験だったと思います。今後医療従事者になっていく身として、知識をつける過程で患者さんの気持ちを、形式的な理解でも統計でもなく、その当事者としての一人一人の気持ちを考えていけたらいいなと思いました。

*私の将来の夢が医師なのでどれも勉強になるありがたい講義で、大変貴重なお話を聞けて、とても幸せでした。また、将来の夢だけでなく、人としての生き方を学べた講座でした。視野が広がりました。本当にありがとうございました。大変貴重なお話でした。

*どのテーマについてもとても専門的に、医療に携わる方からの視点での話をしてくださってとても楽しくおもしろかったです。また、大学生の方ともグループワークすることでたくさんの意見に触れることができて良かったです。

*医師もしくは看護師など医療に携わる職は、予想以上に大変で困難を伴うものだと実感しました。今までは医師は患者さんを救うことだけが使命なのだと思っていましたが、患者さんやそのご家族、環境なども考慮して最適な医療行為を実践するのが大事だと改めて実感することができました。どの回も非常に濃い内容で、これからの自分に活かせそうなことが多く、とても参考になりました。ありがとうございました。

*感想交流がいつも楽しかったです。2年生になった自分と、医療者を志して医学部に入ったばかりの1年生と、深志生と、少しずつ立場が違い、当たり前ですがみんな違った考え方の中で同じ課題に対して意見しあえてより学びが深まりました。

*進路を見据え、医療とはなんなのか、どういう仕事なのか、ゼミを受ける前の私より知識や気持ちの面で学びが増えたと思います。大学生の皆さんと話をすることで、大人な考え方があるんだと思う一方、私たちと同様に悩む姿もあり、人の命に関わる選択は誰にとっても難しいものなんだなと実感しました。このような機会をありがとうございました。

*毎回深く考えさせられるテーマを高校生だけでなく、実際に医学生の方々とディスカッションができとても良い機会になりました。ありがとうございました。

*学生が能動的に動く時間を作ったことで、昨年よりも深く、毎回のテーマについて考え、学ぶことができたように思います。自身の視野を広める意味でも、非常に有意義な時間でした。

*すべてのゼミで多くの学びや驚きがあった。医療はただ病気を直すということではなく、自分の思っていたよりもずっと複雑で難しいということが分かったと同時に、今までの漠然とした「医療」のイメージが少しずつ明確になってきた。患者さんと向き合う上でどのような考え方や姿勢が大切か知ることが出来たし、そういった患者さんに寄り添える医師という、自分の医師の理想像がゼミを通して持て、大変貴重な学びになった。