活動報告

「第12回信州医療ワールド夏季セミナー」が開催されました


平成30年8月16日(木)から18日(土)の日程で、信州大学医学部附属病院を主会場に「第12回信州医療ワールド夏季セミナー」が開催されました。全国18大学から医学科3・4・5年生29名に参加いただきました。

○一日目の8月16日には、開会式・icebreakingの後に、信州大学医学部附属病院の初期研修医の先生方を交えて、①研修医の勤務時間制限の厳格化に賛成/反対、②学生時代に研究をすることに賛成/反対、③在宅看取りを考えた終末期患者さんの救急搬送に賛成/反対、の6グループに分かれてのSGDの後に、これら3テーマでディベートセッションを開催しました。また、研修医の働き方に関して、初期研修医の先生方がワールドカフェで意見交換を行いました。
講演会では、信州大学教育学部教授で平昌オリンピックスピードスケートコーチの結城匡啓先生を講師にお迎えし「金メダリスト小平奈緒の成長を支えて」と題してお話いただきました。

その後、信州大学の各診療科の先生方ならびに研修医の先生をお招きして懇親会を開催しました。

○二日目の8月17日には、希望に合わせて信州大学医学部附属病院の診療科ならびに県内臨床研修指定病院の見学会を行いました。どの受け入れ先も大変丁寧に対応していただき、参加した学生の皆さんの満足度も高いものでした。また、その後の全体夕食会も大変盛り上がったものになりました。

○三日目の8月18日には、午前に5グループに分かれて「研修病院をどう決める」をテーマにワールドカフェ形式のグループワークを行いました。医師としての将来について自由に話し合う事で交流がさらに深められたようでした。
その後、卒後臨床研修センターの増田先生の初期臨床研修についての説明があり、引き続いて、参加した学生の皆さんへ修了証書を授与し第12回信州医療ワールド夏季セミナーを閉講しました。
午後には希望する学生の皆さんとスタッフで、安曇野(大王わさび、安曇野アートヒルズ)へ半日のバス遠足を行いました。

〇参加学生の皆さんの感想(抜粋)

・同じグループのメンバーや研修医の先生方と有意義な討論ができました。小平奈緒選手の活躍は必然であることが分かりました。スポーツ科学・医学の実際とその進歩を知ることができました。他校の学生と関わることがあまりないため良い刺激になりました。

・グループワークのテーマがタイムリーで興味を持って取り組めました。結城先生のお話は、選手の結果のために努力するというコーチ・指導者・伴走者の在り方を考えさせるもので、医師にも大いに通じるものがあり大変感銘を受けました。信大の先生方はとてもフランクに接してくださり居心地がとても良かったです。長野県で就職する気がある人であれば参加して損はないと思いました。