活動報告

諏訪清陵高等学校附属中学2年生「医学部研修会」を開催しました

平成30年9月21日(金)と22日(土)の二日間にわたって、信州大学医学部附属病院外来棟大会議室と信州大学旭総合研究棟AB講義室にて、諏訪清陵高校附属中学校の2年生80名を対象に医学部研修会を開催しました。
今回で4回目となる今回の研修会では「命~移植医療を学ぶ」を主テーマに、添付のようなプログラムにて脳死移植(主に肝移植)、生体移植(肝移植)を学んでいただきました。

振り返りで一日目に印象に残ったこと

(記入された振り返りシートから抜粋)

・ドナーコーディネーターもレシピエントコーディネーターも提供して欲しい・手術して欲しいということをお願いすることができない

・4つの権利を守る

・移植医療では家族のサポートがとても大事

・価値観の違いを考えて、これが正しいと押し付けることはしない

・2%の奇跡、臓器提供数の少なさ、意志表示数の少なさ

・移植待機中の死亡が一番多いこと

・臓器提供においては急病患者が多く、家族へ急な判断が求められる。だから意思表示が重要

・脳死移植では、他人の死を前提としているために、たくさんの配慮が必要

・ドナーさん、レシピエントさんもそれぞれの家族の方々も色々な思い、考えがある

・脳死レシピエントから脳死ドナーのご家族へのサンクスレター

・毎日新聞の記事(臓器提供された15歳未満の息子さんのご家族)

・チーム医療・移植医療には多くの人が関わっている

・移植医療の際立った特殊性・倫理性(レシピエントとドナー)

・人間には二つの死がある

・脳死の人の状態(温かく、手足が動く)

・心臓が止まって3分で脳がだめになる