諏訪清陵高等学校附属中学2年生「医学部研修会」を開催しました
2018.9.25更新

平成30年9月21日(金)と22日(土)の二日間にわたって、信州大学医学部附属病院外来棟大会議室と信州大学旭総合研究棟AB講義室にて、諏訪清陵高校附属中学校の2年生80名を対象に医学部研修会を開催しました。
今回で4回目となる今回の研修会では「命~移植医療を学ぶ」を主テーマに、添付のようなプログラムにて脳死移植(主に肝移植)、生体移植(肝移植)を学んでいただきました。
振り返りで一日目に印象に残ったこと
(記入された振り返りシートから抜粋)
・ドナーコーディネーターもレシピエントコーディネーターも提供して欲しい・手術して欲しいということをお願いすることができない
・4つの権利を守る
・移植医療では家族のサポートがとても大事
・価値観の違いを考えて、これが正しいと押し付けることはしない
・2%の奇跡、臓器提供数の少なさ、意志表示数の少なさ
・移植待機中の死亡が一番多いこと
・臓器提供においては急病患者が多く、家族へ急な判断が求められる。だから意思表示が重要
・脳死移植では、他人の死を前提としているために、たくさんの配慮が必要
・ドナーさん、レシピエントさんもそれぞれの家族の方々も色々な思い、考えがある
・脳死レシピエントから脳死ドナーのご家族へのサンクスレター
・毎日新聞の記事(臓器提供された15歳未満の息子さんのご家族)
・チーム医療・移植医療には多くの人が関わっている
・移植医療の際立った特殊性・倫理性(レシピエントとドナー)
・人間には二つの死がある
・脳死の人の状態(温かく、手足が動く)
・心臓が止まって3分で脳がだめになる