<掲載サイト>
https://doi.org/10.1021/acs.nanolett.2c03106
『Nano letters(American Chemical Society)』に掲載された工学部電子情報システム工学科 劉 小晰教授(http://soar-rd.shinshu-u.ac.jp/profile/ja.HpAFbpkh.html)らの研究成果(2022年10月発表)が、アメリカの科学振興協会(AAAS)のサイト「EurekAlert!」で紹介されました。
本研究成果は、通電中のΩ形マイクロコイルに囲まれた磁気ディスクにおいて、孤立スキルミオンの生成とバイメロンへの変化が可能であることを実験とシミュレーションによって実証したもので、これにより、異なるトポロジカルスピンテクスチャ間の変換が初めて明らかになりました。
スキルミオンとバイメロンは、次世代のメモリや高度な計算機アーキテクチャにとって最も重要な2つの情報キャリアです。
劉教授らは、トポロジカルスピンテクスチャを低エネルギー消費、高密度メモリー、高度な量子コンピューティングに応用することを究極の目標として、研究に取り組んでいます。
本研究は、日本学術振興会科学研究費補助金(課題番号:JP20F20363, JP21H01364, JP21K18872, JP22F22061)の支援を受けておこなわれた研究です。
※「EurekAlert!」とは
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