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お知らせ

大学院理工学系研究科修士課程電気電子工学専攻の中村 謙吾さんらがエレクトロニクス実装学会 アカデミックプラザ賞を受賞

2013.06.20

大学院理工学系研究科修士課程電気電子工学専攻の中村 謙吾さんらがエレクトロニクス実装学会 アカデミックプラザ賞を受賞

大学院理工学系研究科修士課程電気電子工学専攻の中村 謙吾さんらがエレクトロニクス実装学会 アカデミックプラザ賞を受賞

大学院理工学系研究科修士課程電気電子工学専攻の中村 謙吾さんらが、2013年6月に開催されたJPCA Show2013/2013マイクロエレクトロニクスショー併催企画「2013アカデミックプラザ(一般社団法人エレクトロニクス実装学会(JIEP)主催)」(東京ビッグサイト)において、2013アカデミックプラザ賞を受賞しました。

 

題目「負の透磁率材料を用いた伝送線路の表皮効果抑制・低損失化」の論文に対して、JIEP展示事業委員会により厳正な審査が行なわれ、同名の口頭発表をもって、本賞を受賞することとなりました。今回の表彰は、のべ82件、受賞対象41件のうちから5件採択されたうちの一つです。

 

研究内容は、高周波伝送線路として一般的に用いられるCuなど導体に、周波数帯に依っては負の透磁率を示す磁性材料を交互に多層構造にし、かつ各層の厚さを調整した伝送線路について電磁界解析および試作した結果を述べたものです。

Cuのみの導線では伝搬信号が高周波になるに伴い、表皮効果の影響で電気抵抗率が増大するのに対して、本手法の伝送線路では、磁性材料が負の透磁率を示す周波数帯において表皮効果の影響を抑制することができ、従来法では実現不可能だった低損失な高周波伝送線路を実現できることが示唆されました。

電磁界解析は、長野高専と本学、試作は工学部内の長野市ものづくり支援センター(UFO Nagano)クリーンルームで実施されました。

 

受賞者は、著者順敬称略で、中山 英俊1・中村 謙吾2・湖口 淳2・中込 隆治2・吉原 拓実1・曽根原 誠2・佐藤 敏郎21長野高専・2信州大学)です。

 

筆頭著者の長野高専電子制御工学科講師 中山 英俊さん(本学2006年博士了)は、本学工学部電気電子工学科 先端磁気デバイス研究室 佐藤 敏郎 教授、曽根原 誠 准教授と共に本学スピンデバイステクノロジーセンター(SDTC)の運営委員であり、本年3月に解散した信州産学官連携機構(SIS) 先進デバイス研究会の委員で、日頃の研究連携より創出された成果でもあり、本テーマのみならず新たな高周波デバイスの開発などの今後の更なる発展が期待されます。

 

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