社会調査

社会学研究演習 in 青木村 2009

6月1日(月),社会学研究室の主として2,3年生と教員で,昨年度から連携協定を結び調査を行っている小県郡青木村を訪問し,村内各所を視察してきました.当日は前日までの雨も上がり,とてもよいお天気の中,教育委員会の上原さんにも同行していただき,有意義な一日を過ごすことができました.

 

今年度は,昨年度も調査を行った3年生に加え,新しく研究室の仲間になった2年生も加わって,新たな調査に取り組む予定です.そのため,下準備として,「社会学研究演習」という授業において,2,3年生は,昨年度作成した調査報告書の内容を復習したりしてきました.しかし,2年生の多くの人にとってはよく知らない土地であり,今年度これから調査計画を練り上げていくためには,ともかく一度現地を見ておいてもらった方がよいと考えました.そんなわけで,このショート・トリップが計画されたのでした.また,2次的には,研究室内の親睦を図るという理由もありました.

 

朝は9時に大学の近くに集合し,青木村へ向けて出発しました.昨秋訪問したときは,紅葉の盛りを少し過ぎた頃で,道中は真っ赤な秋の風景でしたが,この時期は緑がいっぱいのさわやかな風景でした.

青木村では,最初に文化会館を訪問し,いつもお世話になっている教育委員会の上原さんに,今後の調査のことについてお願いしました.また,その日一日,上原さんには村内を巡るのにご同行いただきました.併せて感謝する次第です.

 

午前中は,国宝大宝寺三重塔,道の駅に併設されている農産物加工所「みかえりの郷」を見学しました.

大宝寺には私は初めて訪れたのですが,国宝というだけあってたいへん立派な塔でした.また,塔の裏側の方に回り込むと,塔の向こうに平野が見渡せ,とても風情がありました.

みかえりの郷の内部は衛生管理がきちんと行われており,われわれもキャップをかぶって見学しました(みんなでかぶれば怖くない...笑えるけど).そのときはパン工場が稼働中で,みんな見るだけでお腹がすいてしまったようでした.隣接する農産物直売所で,みんなおやきなどを買い求めていました.ずいぶん売上に貢献したのではないでしょうか.

昼食はリフレッシュパークあおきにて.そばやニジマスの定食などを楽しみました.私はイワナの塩焼きをいただきました.頭からしっぽまできれいに平らげました.

午後は,村内にある沓掛温泉と田沢温泉という2つの温泉地と,青木の森別荘地を訪れました.

沓掛温泉にも田沢温泉にも公共の湯があるのですが,時間の関係でお湯につかることはできず,欲求不満でした.また今度是非つかりに来たいです.

別荘地では管理事務所の前に車を置いて,しばらく散策しました.ログハウスなどが立ち並んでいて優雅なたたずまいでしたが,住宅ローンに苦しむ身としては,別荘は夢のまた夢かもしれません.

 

駆け足でしたが,半日ほどで村の中を見て回り,3年生は復習に,2年生は新しい体験になったことと思います.

今年度は,調査票調査を予定していますが,学生たちはたくさんの気づきを体験したのではないかと期待しています.その体験をもとにして,よい調査票を作れるようにがんばっていきましょう.教員の側もがんばって指導したいと思っています.

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