2007年度以前

就職活動記(2007年版)その1

社会学分野の学生はどのようなところに就職するのか、どのように就職活動しているのかを紹介します。

(1) Mさん
就職を考えたとき、自分は何になりたいとかこれをしたいとか、強い思いがなかったので、さまざまな業界をみました。食品、マスコミ、運輸、商社、情報通信 など…いろいろです。エントリーしてテストを受けて面接して感じたことは、要は学歴かとか頭のよさかとか、マイナスなことばかり考えてしまったり、選考が 次の段階へ進めると喜んだり。あるCMで「エントリーシートはサクサクっと」「志望動機は適当に」とみましたが、気持ちの面ではそれが大事だと思います。
9月:合同説明会に行く。
10月:エントリーし始める。
11月~:説明会に行ったり、面接を受けたりする。
2月、3月になると、面接を受けている会社もあれば、まだ選考が始まったばかりの会社もあり、気持ちも体力も落ち込みました。社会人になった友人に就職 活動のことを聞くと、自分もそうだったよといっぱい励ましてくれました!!悩むより動く、休みの日もちゃんと作る、リフレッシュするのがいいとアドバイス もくれました。研究室も人たちと話すのも楽しいです。あらためて友人の大切さを感じました。就職活動は自分を見つめ返すことができたし、良い経験になりま した。

(2) Oさん
私はみずほ情報総研という、主にみずほフィナンシャルグループ向けにシステムインテグレーションを提供する会社で来年の4月から働く予定です。つまりは学生にあまり人気のないシステムエンジニアとして働きます。
就職活動を、乗り越えなければならないとてつもなくでかい壁のように捉えていた私はとにかく不安で、大学3年の夏休み前から強く意識し始めました。

11月頃から12月…「選考とは関係の無い」という謳い文句の企業セミナーに参加。会社のことではなく、その業界や職種について広く浅く知ることができた。
12月から1月…合同企業説明会で様々な業界や会社を知ることができ、だんだん興味が絞られていく。OBの人に会って会社の話を聞いた。
2月から…それぞれの会社の説明会に参加。1日最低2社説明会の予約を入れていたため、スケジュール帳の2月のページは真っ黒。説明会に参加した後、選考がスタートしていく。
3月下旬…フラレ続け、傷心のまま一時故郷へ帰還。大学のサポートセンターへ相談しに行き、再度自己分析。
4月…協定を守っている企業が選考を開始。4月下旬に内定を頂いた。

就職活動を経て思うのは、少しでも興味を持ったこと不安に思うことは自分の足でかけつけて、実際に見て聞いて確かめるのが一番だということです。土地 柄、「授業終わりにセミナーに参加する」なんてことは難しく、都会の就活生と比較すると本当に不利だと感じることが多々ありました。それでも行って見て聞 いて無駄なことはなかったので、時間とお金が許す限り行動派になることをお勧めします。
最初「壁」と捉えて始めた就職活動ですが、会社で人事の方や社員の方と出会い、今までまったく違う場所で違うことを勉強してきた就活生と出会い、これほど 多くの価値観に触れる機会は初めてでした。グループディスカッションでこてんぱんにやられて涙に暮れる日もありました。でも、次の面接まで時間をつぶして いた高島屋のベンチで、知り合ったおばあさんに飴をもらって励まされた日もありましたし、同じく地方から上京している就活生と意気投合した日もありまし た。選考で出会った就活生との交流が生まれ、大学のサポートセンターの方にお世話になり、研究室の友達と励まし合い、家族が愚痴を聞いて奮い立たせてくれ た…ということを思うと、「壁」ではなく、改めて色々な人に感謝し、色々な経験を与えてくれたいい「機会」になったと考えます。

(3) Kさん
私の就職先は株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントという会社で、マーケティングリサーチという職種です。
就職活動をやり始めたのは1月くらいで、7月中旬までやって、一回就職活動をやめました。決まらなかったからです。
2ヵ月近く、一切リクナビ見ず。
秋に就職活動を再開し、受けたのはマーケティングリサーチ会社の2社のみ。
私の場合周りからの働きかけが大きく、自分の力だけで受かった訳ではないのですが、大切なのは自分をどのように伝えるかだと思います。
言葉はシンプルで良いのでとにかく分かりやすく、かつ的確に。自分以外の人も納得するような確固とした志望理由と、私が嫌いなプラス思考での自己分析が重要。あと話し方とかです。
それに早い時点で気がついた人は先に就職先を決めていきます。
本に書いてあるという説もあります。

ページの先頭へもどる