2007年度以前

社会学研究室の近況(2007年11月)

後期の授業も折り返しに差し掛かり、今回は社会学研究室の近況を報告します。

まず、社会学研究演習では四年生の卒業論文の中間報告が終わりました。昨年度行なわれた卒業生調査を元にした研究から地域におけるスポーツの発達 の研究まで、多種多様な研究が行なわれています。そして、その後には三年生の卒業論文の構想報告が始まります。多くの先輩たちの報告を聞いて、三年生も構 想を構築中です。
かくいう僕も三年生なので現在は卒業論文を構想中なのですが、本音を言わせてもらうと、全く考えが定まっていなかったりします。先輩方の研究を知り、ま たゼミで取り扱っている格差社会問題など、多くの研究事例に触れてきましたが、その研究材料の多さに閉口している状態です。社会学という学問のカバーする 範囲の広さに今更ながら驚いています。

今期の現代社会論演習では格差社会問題をテーマにみんなで勉強をしています。無数にある社会問題の中で、現在日本で話題となっているものであり、 それゆえに多くの意見が乱立しているものでもあります。授業では、多くの研究者の見解を取り上げ、そしてそこから最も重い問題点とその答えを導き出すこと を目的としています。各々が勉強し、迷走状態から抜け出そうとがんばっています。

そして社会調査実習では今、安曇野市の農業従事者を対象者とした農業調査を実施しようとしています。これは、実際に安曇野市の農家の方々に研究室 のメンバーが聞き取り調査を行ない、その意識を調べるものです。現状は、お聞きする質問も定まり調査の準備がようやく整った、というところです。学生の内 では貴重な実地調査の機会であり、皆がこれからの実施に対していつも以上の真剣さを持っています。

当研究室の現状は以上となっています。多くの研究が同時進行しているといったかたちです。これらの課題に対し答えを出していくのが今後の我々の活動となっていきます。また、活動の報告はこの場で報告していきたいと思います。

3年 上島

ページの先頭へもどる