Q&A

Q3. 社会心理学分野は、臨床心理学が学べるので、臨床心理士の資格取得に有利ですか?

A3. 臨床心理士は、財団法人「日本臨床心理士資格認定協会」の認定資格です。いわゆる国家資格ではありませんが、教育・医療・福祉など、さまざまな現場で「こころの専門家」として働く際に、この資格を持っていることが求められる場合があります。

臨床心理士の資格取得のための受験条件として、上記の認定協会が定めた指定大学院を修了するというものがあります。逆にいえば、学部では、どの大学を卒業しても問題ないということです。

ちなみに、信州大学人文学部に設置された大学院である人文科学研究科は、指定大学院ではありません。したがって、社会心理学分野を卒業して、臨床心理士の資格を取得したいという学生は、他大学の大学院に進学することになります。

ということで、社会心理学分野に進級することが、臨床心理士の資格所得に有利に働くことは、直接的にはありません。ただし、臨床心理学に関する基礎的な講義や演習を受講したり、卒業論文に関する研究をしたりすることはできますので、そのことが臨床心理学に関する知識を増やすことにはなると思います。なお、信州大学では、教育学研究科が指定大学院(第1種)の認定を受けています。

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