Eli Franco博士講演会&国際交流シンポジウムのお知らせ(12月4日)
フランコ博士について
この度、ライプツィヒ大学教授エリ・フランコ博士 (Prof. Dr. Eli Franco, Institute for Indology, University of Leipzig)を講師にお迎えして講演会を開催することになりました。 エリ・フランコ博士は、パリ第十大学、フランス高等研究院にて、「ローカーヤタ」(インドの唯物論的非正統思想)の研究で博士号を取得され、その後ハンブルグ大学で7世紀の論理学者ダルマキールティの思想研究を続けられました。その後は、テルアヴィヴ大学、ラ・トローブ大学、ウィーン大学等で教鞭を執られ、現在はライプツィヒ大学インド学研究所に在籍しておられます。 ご専門は、インド哲学思想全般にわたり、仏教の論理学研究でもめざましい業績を上げておられます。
インド哲学の時代区分 Periodization of Indian Philosophy 10:40-12:10 於人文2番教室
今回は、「インド哲学における時代区分について」と題して講演をしていただきます。 西洋哲学ではある程度の妥当性をもった哲学史の時代区分がなされているのに対して、インド哲学の場合、これまで明確な時代区分についての考察が欠けてきました。確かに、インド哲学研究者の中には、その時代区分を試みた先駆者たちが存在しますが、その時代区分の根拠にはいくつもの疑問符がつけられます。 フランコ先生は、先行研究の問題点を指摘しながら、新たな視点からこの問題に一つの試案を提示される予定です。 インド哲学に馴染みのない方にも十分に刺激的な講演ですので、この時間に授業がない皆さんには、ぜひ聴講してもらえたら、と願っております。 講演は英語で行われますが、随時、護山が口頭で要約をつける予定です。 日時 12月4日(火)10:40-12:10 場所 信州大学人文学部2番教室
国際交流シンポジウム Willkommen ライプチヒ! 17:00-18:30 於人文ホール
同日、夕方にはドイツ語学でドイツ語教授法を学んでおられるダーヴィッドさんを交えて、フランコ先生と共に、国際交流シンポジウムを行います。 日時 12月4日(火)17:00-18:30 場所 信州大学人文ホール ライプチヒの街とその歴史・文化、ライプチヒ大学の環境などを紹介することを目的としたシンポジウムです。異文化理解に興味をもっている学生さんを中心にざっくばらんに様々なことを議論できることを楽しみにしています。 こちらの方も授業と抵触しなければ、是非とも参加して、国際交流を深めてもらいたいと思います。 なお、シンポジウム後は懇親会を予定しています。 では、皆さんの御来訪をお待ちしています。