受験生・1年生の皆さんへ

文化情報論の教育と研究の目標

 

 

●文化情報論講座における研究

 

 

文化情報論コースでは、現代の情報化社会や文化への関心に動機づけられた実践的な研究と教育をめざしています。

そのために、他のコースとはやや異なり、複数の学問領域を幅広く、学際的に学べることに特徴があります。

コースには大きく四つの領域があり、それぞれを専門的に学びながら研究を進めますが、特定の一つの領域にのみにとらわれることなく、学問を横断的にとらえて総合的な実践知を身につけることを重視します。いわば、一つの領域のスペシャリストであると同時に、幅広い視野と柔軟な応用力を備えたゼネラリストとしての能力を発揮してもらいます。

これらを通して、学生一人一人が主体的な「知」を確立し、高度情報化社会の中で十分に通用する情報活用力を身につける、それが文化情報論の学びの目標です。

文化情報論の学問的バックグラウンドになっているのは、たとえば
・ことばという情報処理を扱う社会言語学言語地理学
・消費社会と消費文化の様相を考察する消費情報学
・人間の心の情報処理をテーマとした認知心理学

などです。しかし、本分野の特長は、上述のような伝統的な学問的方法を用いながらも、現代の社会ときわめて密接に結びついたテーマを学生それぞれが設定し、共通の「情報」というキーワードに集約される学際的な研究活動を行うことです。

 

 

06img3.jpg06img.jpg

 

 

●文化情報論の目指す教育
文化情報論コースは四つの専門領域にわかれていますが、学生は、それぞれの領域に深くかかわりながらも、狭い領域にとらわれない幅広い情報活用能力を養う カリキュラムを組んでいます。
カリキュラムの中で特に重視しているのは、「情報を収集する力」、「情報を分析する」力、「情報を表現する力」の三つの情報活用能力です。

●地域との連携
文化情報論コースのもう一つの特徴は、教育・研究の両方において、地域との関わりを重視する点にあります。研究フィールドとしての地域という側面ばかりで なく、地域の方々との共同研究などに積極的に取り組むほか、卒業論文の公開発表会や地域演習など学生の教育を地域とのかかわりの中でおこなうことも目標に しています。

 

 

06img4.jpg06img2.jpg

 

ページの先頭へもどる