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2017/09/17-23上海蘇州研修旅行について(5日目)

左:同済大学日本語学科授業風景 右:大学食堂のレジ、トレイを所定の位置に乗せると即カードで自動清算できます

9/21 朝食を済ませてホテルロビーに08:45集合、学生数名が近所の中国銀行で両替を済ませ、そこから地下鉄一駅分を歩いて同済大学へ。キャンパス内に入ったものの目指す文汇楼の場所が分からず、通り掛かる学生たちに尋ねつつ捜索、そうこうしているうちに同済大学側の担当者である时晓阳先生から微信Wechat電話連絡も入り10:10頃文汇楼に到着しました。时先生と挨拶を済ませ、日本語学科フロアへ移動し日本語授業見学へ。教室に入ると壁や窓に手書きの日本語常用フレーズ一覧やジャニーズ嵐の小さなポスターが貼ってあったのが印象的。授業は、日本の国語教科書で馴染みのある「消しゴムの悲しみ」を題材にしたもので、文中の様々な日本語表現や、形容詞が少ないといった日本語の特徴について講義する内容でした。
授業が終わり时先生からキャンパスを案内いただきながら大学食堂へ移動、おかず(1品3元~8元)やご飯(小盛り0.44元/大盛り0.66元)を選びトレーに乗せて、时先生が貸してくれた食堂カードでパパッと自動精算。対面販売では使われなくなっている中国最小の通貨単位“分”が、ご飯にだけ生き残っている点が面白く感じられます。

上左:同済大学キャンパスに住み着いている猫たち 上右:同済大学“教育超市” 下:日本語学科生&时先生と一緒に記念撮影

昼食後は同済大学キャンパス散策、学生たちに可愛がられている野良猫をたくさん目にしました。“教育超市”なる名称の売店に入ると、ノートや筆記用具だけでなくドリンクやお菓子その他日用品がいっぱい陳列されているスーパー。価格も手頃なことから、学生たちと李先生も茶葉や月餅などお土産用にいろいろ買い込んでいました。
午後は同済大学日本語学科の学生たちと交流会。日本留学をした3年生がパワーポイントで当時の画像を紹介しつつ教室前壇上に立ち日本語でスピーチ、また1年生は自分が何故日本語を専攻したかその動機等を日本語スピーチしてくれました。『ジョジョの奇妙な冒険』『君の名は』が話題となり、やはり日本の漫画・アニメの影響が相当大きいことがよく分かります。スピーチしてくれた学生に対しこちらから質問をし、时先生が更に説明解説を加えてくれました。信大からは東京出身であるN君が観光案内に乗らないような自分の好きな穴場スポットについて説明、また関西弁に興味を持つ日本語学科生がいたことから関西出身のT君が本場ではこう発音すると実演披露してくれました。
後半私と李先生教員2名は同済大学日本語学科主任である刘晓芳教授とご挨拶、持参した長野県産ワインや松本のお菓子等に対し、紹興酒陈十年を2本返礼としていただきました。女性の时先生には最近お子さんが産まれたとのことで、お菓子に加えて可愛い幼児用スプーンフォークセット(日本製)をプレゼントです。その間信大学生はフリーな形で同済大日本語学科の学生と交流、ジャニーズ嵐のファンが双方にいたことから話が盛り上がったようです。最後に記念撮影をして同済大学での活動は終了しました。

上:一碗一筷苏州汤包馆のカラーコピーメニュー、自由に書き込みできてカウンターに渡す形式 下:私が注文した“生煎”と“鸭血砂锅”、ご飯は無料サービス(多すぎたので学生に食べてもらいました)

16:30頃徒歩でホテル近辺に戻り、明日の活動に備えて残額が少なくなった交通カードをチャージするため四平路駅へ。自動チャージ機の利用手順を私が実演し、その後学生と李丹丹先生がそれぞれ20元チャージを完了しました。一旦部屋で休憩し夕食はホテル近辺で探すことに。昨日とは反対方向に行こうと通りを歩くと、“一碗一筷苏州汤包馆”なる食堂を見つけ、そう言えば蘇州に出かけたのに蘇州料理らしい蘇州料理を食べなかったなと入ってみることにしました。メニューはA4カラーコピー1枚形式で、それをテーブルに持っていき数量を書き込んでオーダーできるとても分かりやすい形です。9人全員の注文数量を書き込み、テーブルで全員から代金を徴収し、T君が計算役となって合計すると額がぴったり。思わず全員から拍手が起こりました。料理はどれも癖がなく食べやすい美味しいものでした。ただ“馄饨”は日本のものとは違って大きく皮が肉厚で、注文した学生は量の多さに驚いていました。夕食を済ませ19:10頃ホテルに帰還、当日の活動が無事終了しました。

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