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松本キャンパス環境ISO学生委員会施設見学に行きました

2016年02月22日(月) [活動報告]





   平成28年2月5日(金)に松本クリーンセンターに行ってきました。松本クリーンセンターには3つの施設(可燃ごみ処理施設、リサイクルプラザ、容器包装プラスチック処理施設)があり、可燃ごみ処理施設には一日平均370台 のパッカー車がごみを捨てに来ます。ここには32万2千人分(松本市、山形村、朝日村、塩尻市)のごみが集約され、3つの焼却炉で処理されています。1日当たり一人650gのごみを捨てていることになり、特に年末と夏が最も多くのごみが処理されています。私たちが見学したときは20分間に一回のペースで焼却炉にごみを投下していました。当施設では環境に配慮した設備が多く、焼却炉で発生したガスはダイオキシンなどの有害物質を取り除いた後、大気中に放出されます。焼却炉で発生した熱は隣接するラーラ松本で活用し、施設内でも余熱を利用してタービンを回して発電し、再利用しています。このタービンだけで6000世帯の電力を補うことができ、施設で余った電力は売電しています。容器包装プラスチックゴミは手作業で分別され、別の施設に輸送されます。

  実際に見学してみると、普段私たちが出しているゴミの多さに驚きました。プラスチック容器は最初、人の手で分別を行うので、自分たちが分別を怠ると施設の人に迷惑がかかることがわかりました。袋などを二重にしてゴミを出すと焼却炉内で燃えにくいことを初めて知りました。今まで私は袋を二重にしてゴミを出していたので今後気を付けたいと思います。

  可燃ごみの中にもフライパンやお玉などの鉄・アルミニウムが混入していると、焼却炉内で溶けて固まり、故障の原因になることに驚きました。分別はとても大切だし、施設の修理やメンテナンス回数が減ればそれだけ焼却炉を再点火するために必要な石油の削減になると思いました。

ゴミの山を見ると一日に多くのゴミが発生し処理されているので改善しないといけません。一人10gゴミを削減すれば3.22tのゴミを削減することができるので一人ひとりの意識が大切であると感じました。

     (松本キャンパス環境ISO学生委員会工学部1年 村上 颯)