研究開発課題
RESEARCH & DEVELOPMENT

課題01

人工内耳電極の生体内安定性と薬剤徐放電極の開発および有効性に関する基礎的研究

研究代表者:宇佐美真一 (信州大学 医学部耳鼻咽喉科学教室 教授)

研究概要

人工内耳電極から薬剤をゲル担体などに含浸させて徐放させる「薬剤徐放電極」の開発および実用化に向けた検討を行い、内耳機能を温存した人工内耳デバイス・手術を創生するための基盤技術の確立を目指します。

研究代表者の挨拶

薬理人工内耳は医療用シリコンなどの生体親和性の高い材質を用いており、本研究により薬剤徐放作用を有するシリコン素材等を開発できれば、他の埋込型デバイス等の高親和化・治癒促進機能化に応用可能です。
埋込デバイス周囲の繊維化の抑制や細胞死の抑制による高生体親和化、医療機器と薬剤を組み合わせたハイブリッドデバイスおよび治療も実現可能となることが期待されます。