研究開発課題
RESEARCH & DEVELOPMENT

課題02

合併症が無く長期駆動安定な埋込型人工補助心臓の研究開発

研究代表者:山崎健二 (北海道循環器病院 先端医療研究所 所長)
参画機関:北海道循環器病院、サンメディカル技術研究所

研究概要

植込み型補助人工心臓(VAD)の主要な有害事象である脳神経障害、感染症、装置の不具合について装着後360日時点での発生率はそれぞれ32%、45%、28%と依然高い発生率となっています。装着後の主要有害事象発生率がほぼ無くなる程度(合併症:10%以下、機器不具合発生無し)に改善し、安心して長期使用可能な補助人工心臓を5年後に実現します。

研究代表者の挨拶

国内医療機器産業としては極めて少ない治療分野の、体内植込み型能動型の高度な医療機器を完全国産で実現するものです。高度な医療機器の多くを海外からの輸入医療機器に頼っている我が国において、本研究開発を進めることは、国内の医療機器産業振興に大きく寄与し、海外製医療機器の輸入を減らし、将来的には輸出産業・外貨獲得産業に発展させることを可能にします。