第2回AIジェネラル基礎ゼミが行われました。

AIジェネラル基礎ゼミ

第２回　「深層学習の仕組み⑴」（2021年10月6日）

信州大学社会基盤研究所　特任教授　林憲一

第2回授業においては、前回授業で取り上げられた「深層学習」の仕組みについて説
明・解説がなされました。

１．G検定・E資格
　林先生は講義の中で次のように説明されました。「深層学習」（ディープラーニン
グ）の基本的理解と実践的技術を問う資格試験として、G検定（深層学習の事業活用
を可能とする人材育成を目的とする）とE資格（深層学習を実装する人材育成を目的
とする）が存在する。本授業においては、同資格試験（特に前者）の受験・合否を「
深層学習」の理解を問う一つの指標とする。もっとも、同資格試験の問題集等を単に
暗記する場合と比して、このライフクリエイターコースでの学習を通じて得られる実
践上有益な「深層学習」に関する知識及び技術は、量的質的に広大である点に、同
コースで学ぶ意義がある。

２．深層学習の仕組み
　続けて、林先生は第三次AIブーム、引いては「深層学習」のブレークスルーに至る
経緯や、その先駆けとなった人物の紹介をし、今日のAI技術体系の背景を説明されま
した。
　一方で、先生は深層学習、ディープラーニングにおける欠点、例えば、誤差反映の
不正確のリスクや計算の長期化が存在を指摘されましたが、新たな技術・理論や工夫
により、これらの問題はすでに解決されたとして、深層学習を学ぶ有意性は依然とし
て高い旨説明されていました。