カーボン科学研究所は2019年4月より先鋭材料研究所に改組されました。(≫先鋭材料研究所のサイトはこちら)
本Webサイトは、2019年3月までの情報となりますのでご了承ください。

応用材料工学研究部門

研究概要

機能性ナノカーボン複合材料・複合体の創製

  • 金属/ナノカーボン複合材料:軽量高強度金属/ナノカーボン複合材料の創製(燃料電池のセパレータへの応用)、高導電性金属/ナノカーボン複合材料の創製(リチウムイオン電池電極への応用)等を推進する。
  • 樹脂・ゴム/ナノカーボン複合材料の創製:各種ゴム/ナノカーボン複合材料の創製(シーリング材料や燃料電池セパレータへの応用)、各種樹脂/ナノカーボン複合材料の創製(薄膜デバイスへの応用)等を推進する。

ナノカーボンの新規応用

積極的に論文等で成果発表を行う。NEDO・JSP等の外部資金の獲得や企業等との共同研究を推進し実用化に繋げる。

  • エネルギー:ナノカーボンを活用したリチウムイオン電池、燃料電池、太陽エネルギー貯蔵デバイス等の応用・実用化を図る
  • エレクトロニクス:ナノカーボンを利用した超低消費電力磁気デバイス、各種積層電子デバイス等の応用・実用化を図る。
  • 生命:多孔質アルミナ/ナノカーボン複合材料の生体材料への応用・実用化、ナノカーボンを活用したグルコースの効率的分解法の応用・実用化を図る。
  • 数値解析:流体中のナノカーボンの挙動をシミュレーションし、その応用を図る。

計画

機能性ナノカーボン複合材料・複合体の創製

【金属/ナノカーボン】

  • チタン/CNT複合材料形成技術を確立する。
  • 異なるサイズのCNTを含有する銅/CNT複合材料をめっき法で作製する。

【樹脂・ゴム/ナノカーボン】

  • セルレーションによる各種樹脂/ナノカーボン複合材料の作製・評価を行う。
  • 二軸混練射出成形機を用いたPPS/ナノカーボン複合材料の作製・評価を行う。

ナノカーボンの新規応用

【エネルギー】

  • 銅/CNT複合めっき膜とスズ活物質の積層構造形成技術を開発する。また開発した電極のリチウムイオン充放電特性を電池特性解析システムで評価する。
  • Shear exfoliation法によるグラフィンシートの作製およびCNTとの複合方法の開発を行う。

【エレクトロニクス】

  • 垂直磁化コバルトフェライト薄膜の形成、縞状磁区構造の導入、グラフェンの膜形成および素子の構築を行い、そのスピン輸送特性を評価する。
  • 機能性樹脂材料と樹脂/CNT複合体の高品位積層・パターン化技術を確立する。

【生命】

  • 多孔質アルミナ複合材料の形成技術を確立し、形成した多孔質材料の骨芽細胞の培養試験により生体適合性評価を行う。
  • CNT表面へ金ナノ粒子を担持した触媒を作製し、そのグルコース酸化分解反応に対する触媒特性を評価する。

【数値解析】

  • 流体中でのナノ繊維形状固体の挙動評価方法を検討する。

研究室メンバー紹介

新井進
部門長、教授(ナノカーボンめっき膜の形成)
吉野正人
教授(流体解析)
劉 小晰
教授(磁性材料応用)
伊東栄次
准教授(有機エレクトロニクス応用)
片岡正和
准教授(生体系材料応用)
中山昇
准教授(金属材料への応用)
ミョータンテイ
助教(生体系材料応用)
番場教子
准教授(セラミック材料)
野口徹
特任教授(ゴム、コンポジット応用)