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研究トピックス

インフォーマルセミナー in 信州

第27回 こころの病気を研究するということ

開催日
: 平成29年1月5日(木)
オーガナイザー
: 精神医学教室 教授 鷲塚 伸介
演題
: 髄液を用いた精神疾患のバイオマーカー探索
講師名
: 精神医学教室 准教授 篠山 大明

近年、世界的に精神疾患のバイオマーカー研究が進められてきたが、未だ確立したバイオマーカーは存在しない。発見を困難にしている理由として、精神科診断の在り方と生物学的な異種性が挙げられる。今回、精神科分野におけるバイオマーカー研究の課題について考察し、現在進行中の髄液を用いた研究を紹介する。

演題
: 自閉スペクトラム研究の方向性 -臨床から得る仮説とその科学的検証の道筋-
講師名
: 子どものこころ診療部 診療教授 本田 秀夫

かつて自閉症はごく稀と考えられたが、スペクトラム概念が導入された現在では20~50人に1人と、決して珍しくない。その背景には、日常の臨床から得た仮説にもとづく疫学と発達精神病理学の研究の蓄積がある。本講演では、精神医学における臨床研究のモデルを示し、自閉スペクトラムの研究の歴史と今後の方向性について考える。