スポーツウェアデザインの視認性評価に関する研究

　スポーツウェアデザインにおける視覚的特徴量のひとつとして，デザインの視認性と空間周波数成分について述べる．スポーツウェアデザインの視認性を考慮したデザイン開発に，客観的な視覚的特徴量を導入することを目的とする．まず，主観的評価である，スポーツウェアデザイン要素の視覚的有効距離を計測し，観察距離が離れるとそこから知覚されるデザインは，その視認性によって，異なったデザインとして捉えられていることを示す．
　つぎに，スポーツウェアデザインの空間周波数領域における，低域通過画像と原画像とを，スポーツウェアデザイン同定距離の計測によって対応づけ，空間周波数成分が，視覚的有効距離にあらわされるような，視認性に基づくスポーツウェアデザインの視覚的特徴要素のひとつであることを示す．

「デサントスポーツ科学」第14巻/公益財団法人石本記念デサントスポーツ科学振興財団

研究者名	太田健一1, 小迫秀夫2, 高岡昭*3
大学・機関名	1 神戸山手女子短期大学, 2 大阪府立大学, *3 兵庫教育大学

キーワード

スポーツウェアデザイン、視覚的特徴、デザイン、視認性、空間周波数、視覚的有効距離、空間周波数、低域通過画像

研究シーズトップに戻る