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生物学コース松本卓也助教が2021年度サントリー文化財団「若手研究者のためのチャレンジ研究助成」 に採択されました。

生物学コース松本卓也助教が2021年度サントリー文化財団「若手研究者のためのチャレンジ研究助成」 に採択されました。

研究題目は以下のとおりです。

【研究題目】
「温泉の進化人類学:温泉利用が霊長類の社会性に与える影響の解明」
【概要】
エジプト文明やインダス文明における大規模な公衆浴場、ギリシャのテルマエなど、ヒトが温泉とともに歩んできた歴史は長いです。さらに先行研究(Sistiaga et al. PNAS 2020)で、初期人類の化石が多く発掘されているオルドバイ渓谷の170万年前の地層から温泉由来の成分が見つかり、現生のヒトの誕生以前から、温泉を含む生態系が人類と共にあったことが示唆されています。本研究では、人類の世界的拡散を可能にした寒冷地適応と社会性が、温泉を含む生態系によって育まれた可能性があるという大胆な仮説を立て、ヒト以外の霊長類では唯一、野外環境下で温泉利用が報告されている地獄谷野猿公苑のニホンザルの行動や社会を調査します。例えば、自分より順位が高くていつもは近寄りがたい相手とも、温泉の中では近くでゆっくり過ごすことができるかも?

【詳細ページ】(採択研究一覧)
https://www.suntory.co.jp/news/article/14133.html

【研究者ホームページ】
https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/science/bio/research-general/bio-research-matsumoto.html


(イラスト ©泥水真水「初期人類とニホンザルが温泉で会う」)
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