社会という新しいフィールドで

信州自然共生宣言

信州は豊かな自然に恵まれ、豊富な生物多様性を誇る土地です。毎年のように自然災害に襲われながらも、自然とともに歩む文化が育ちました。
私たちは、この活動の中で災害を防ぎつつ、自然を守る必要性を学びました。
こうした成果を社会に発信し、学び続けることを、以下のように宣言します。

  • 日常の学びのなかで、地域の自然に興味を満ち、防災や生物多様性保全などについて学び続けます。
  • 地域のコミュニティと共に、災害への備えや生物多様性保全へのアクションを起こし、参加します。
  • 安全で安心な社会の実現をめざし、地域の将来を皆で考える取り組みに参加・協力します。

信州自然共生宣言の作成にあたっての経緯

  • 信州大学理学部共創イノベーション委員会により、素案が作成された。
  • これをもとに、長野県長野高校、長野県諏訪清陵高校、長野県県ヶ丘高校、長野県蟻ヶ崎高校、長野県飯山高校の高校生との議論を経て、日本語版が作成された。
  • 日本語版を元に、信州大学共創イノベーション委員会が英語版素案を作成し、信州大学理学部と教育連携協定締結校のグループと議論を重ね、英語版を作成した。

信州自然共生宣言の取り扱い

  • 信州自然共生サミット(オンライン)において議論を行い、同宣言を採択する。
  • 同宣言を信州大学・長野県との包括的連携協定に基づく活動として、長野県に報告する。

本事業による政策提言

  • 信州からはじめる自然共生活動の推進
    • 長野県内の若い世代(高校生や中学生)を対象に、防災や生物多様性保全に対しての意識や学習機会の状況を調査・分析することを提案いたします。
    • その結果を踏まえ、様々な背景を持つ人々や、異なる世代の人々と共に防災や生物多様性保全について学べるしくみを、新たな統括部署の設置と共に整えることを提案いたします。
  • 長野県下で生じている、防災と生物多様性保全に関わる複合的な地域課題の解決を図る政策提案である。
  • 生物多様性保全と防災の双方に向けた普及・啓発は、若い世代を含む住民全体の安心につながり、長野県の素晴らしさを内外に伝えることなる。