全国公開臨湖実習の申込みについて

全国公開臨湖実習とは

 全国公開臨湖実習は、「国立大学法人臨海臨湖実験所長会議」に属する各実験所・センターが、全国の大学生及び大学院生を対象に開講される実習です。実習内容は各実験所やセンターで異なり、フィールドでは生物観察の他、海産・陸水生物の採集、分類、同定、標本作製、さらに海産・陸水生物の生理学、発生学、生化学、分子生物学、生態学等の最新の実験手法の習得、など、各施設の立地環境や特徴を活かしたプログラムが準備されています。また、複数の実験所・センターの教員が連携し、「合同実習」の形式で開催するプログラムも組まれています。
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◆◇諏訪臨湖実験所でも、毎年、さまざまな大学の学生を受け入れて実習を行っています。
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本年度公開臨湖実習の申込み方法

湖沼高地教育研究センターが行う全国公開臨湖実習に参加を希望する方は、以下の、参加したい実習に対応した2024年実施計画書、信州大学公開臨湖実習スケジュールをよく読み、特別聴講学生願書を提出してください。

特別聴講学生願書

(提出先)
信州大学 理学部附属湖沼高地教育研究センター
諏訪臨湖実験所:宮原
Email: miyabarATshinshu-u.ac.jp (ATを@に修正してください)

2024年度 実施計画

①. 信州の2つの湖(諏訪湖・木崎湖)で生態・環境を学ぶ:湖沼生態学実習(授業科目名:臨湖実習I)
本実習では、湖の生物の採集と観察の方法を学び、湖沼生態系の構造と機能、そしてそれと人間活動との関わりについて体験的に理解することを目標とします。そこで、長野県内の栄養段階の異なる湖沼(諏訪湖・木崎湖)について,環境要因(光環境・水温成層・水質)と生物(動植物プランクトン・水鳥)の現地調査を行います。湖沼間や調査場所(沖・沿岸)の環境の違いについて考えてみましょう。

実施予定期間:2024年8月18日(日)~20日(火)対面にて実習、9月2日(月)オンライン講義によるまとめ
対象:学部生・院生/募集人数:10名
募集締切:6月28日(金)

公開臨湖実習① 実施計画書
公開臨湖実習① スケジュール:公開準備中
②. 複数の湖沼で環境計測・生物調査をしてみよう:比較湖沼学実習(授業科目名:臨湖実習II)
本実習では、水環境を測定する方法を学ぶとともに、日本第2位の面積を誇る茨城県の霞ヶ浦(過栄養湖)、長野県の諏訪湖(富栄養湖)、木崎湖(中栄養湖)、白駒池(高山湖沼・腐食栄養湖)など、様々な栄養状態の湖の水試料の計測値の結果を比較しながら、水環境問題を考えます。本実習は茨城大学GLEC水圏フィールドステーションとの合同実習(オンライン形式)です。

実施予定期間:2024年8月26日(月)~30日(金)オンラインにて実施
対象:学部生・院生/募集人数:30名
募集締切:6月28日(金)
※茨城大学との共同開講です。今年度の申込みは茨城大学にお送りください。

公開臨湖実習② 実施計画書
公開臨湖実習② スケジュール:準備中
③.諏訪湖の成り立ちを学ぶ:湖沼環境調査実習(授業科目名:臨湖実習III)
本実習では、まず諏訪湖周辺において地形と河川堆積物の観察を行います。また、採取したサンプルを諏訪臨湖実験所で顕微鏡を用いて観察することで、野外での観察と顕微鏡による観察とを結びつけ、諏訪湖の成り立ちを理解します。また、信州大学理学部附属湖沼高地教育研究センター諏訪臨湖実験所で実施している諏訪湖の定期観測に参加して水質観測を行います。併せて、リアルタイムで得られている水質データの変動を気象情報と関連付けて解析を行います。両者の関係を検討してみましょう。

実施予定期間:2024年8月6日(火)~8月8日(水)対面で実施
対象:学部生・院生/募集人数:6名
募集締切:6月28日(金)

公開臨湖実習③ 実施計画書
公開臨湖実習③ スケジュール:公開準備中
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