物質循環学コース 特徴的な授業 「物質循環基礎実習 I, Ⅱ」

物質循環基礎実習Ⅰ, Ⅱではどんなことをするの?

物質循環基礎実習Ⅰ, Ⅱでは,調査・研究を実際に進めるために必要な基礎的な手法を身につけます。この実習では,大気科学・水文学・堆積学・地形学・土壌学・生態学・陸水学・分析化学を網羅的に実習形式で学ぶため,物質循環学コースの全教員がそれぞれ3~4週担当します。

実習テーマ例:
森林生態系の物質循環と土壊微生物
水環境と地下水循環
地表面における放射収支・熱収支
森林生態系における根系の役割
堆積物から解読する地球環境変動
物質循環における生物活動の位置づけ
陸水環境での人間活動と鳥類
環境化学分析入門
木崎湖における陸水学・生態学調査

この実習でどんなことを学んでほしいですか?

環境中における事象を研究していくためには,データの取得が不可欠です。現場で測定・収集できるデータもあれば,試料を実験室で分析する必要があるデータもあり,研究をするためのデータ取得法は多岐にわたります。この実習では,各研究分野における基礎となる手法を,体験的に学習します。

自分たちの手で収集したデータや測定値をもとに,データ処理・解析・図表現,まとめと総合討論などを通して一連の調査・研究方法を学んでほしいと考えています。同時に,湖,河川,露頭,湧水群など様々な場所におけるフィールド実習も毎年多く計画されていますので,フィールドで研究することの醍醐味を経験してください。
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