化学コース 分析化学分野

測定法を考え、創り出す

分析化学分野とは

分析化学は、対象物がどのような元素や化合物から成るか、あるいはどのような性質をもっているか知るための、分離や計測といった実験法にかかわる学問領域です。化学のあらゆる分野における方法論的基盤を与えるだけでなく、臨床分析、食品分析、環境分析等、社会の様々な場面に貢献しています。当分野は、分析化学関連の授業・実験・演習を担当しています。また、電気化学分析を中心に、レーザー光、超音波、化学発光、油水界面、酵素反応などを組み合わせた、新しい分析法の研究を行っています。

超音波やバイオ粒子を利用した新しい分析技術の創出

超音波照射によるキャビテーションや生体由来物質を利用した、高感度、高選択性を持つ新しい分析手法を開発し、地球環境との共生に寄与することを目指しています。

液液界面電子移動や酵素反応、標準電極電位測定などの基礎研究

エネルギーの高効率利用や、環境共生型社会の構築に役立てることを目的に、界面での電子移動反応や酵素による生体関連反応の機構解明を行っています。

ピックアップアイテム

pHメーター

液体が酸性かアルカリ性かを表すpH(ペーハー)を正確に測れる優れもの。
電極が乾かないようにしておかないといけないデリケートなやつだ!
リトマス試験紙もまだ使ってるよ。
この分野の教員紹介

金 継業

分析計測法は,自然のしくみを知る最も強力な手がかりであり,その発展は将来の産業を支える重要な基礎技術にもなります

巽 広輔

みなさんがいま直面している大学進学もまた,自由度を失う大きな機会です。文系を選択するか,理系を選択するかによってさえ,大学生生活や就職してからの生活が大きく違ってきます。

髙橋 史樹

超音波や電気化学分析を組み合わせた、現場での分析可能な薬物・農薬分析法の開発を試みています。
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