医学系研究科循環病態学講座の植竹龍一さんが第8回臨床ストレス応答学会でYoung Investigators Award(YIA)を受賞しました。
平成25年11月15日、16日に信州大学医学部附属病院で開催された第8回臨床ストレス応答学会で、大学院医学系研究科疾患予防医科学系専攻循環病態学講座博士課程4年の植竹龍一さんがYoung Investigators Award(YIA)を受賞しました。
受賞対象となった演題は「アドレノメデュリン-RAMP2システムは、小胞体ストレス誘導性細胞死を抑制し、腎保護的に働く」です。研究内容は多彩な生理作用を有するアドレノメデュリン(AM)とその受容体活性調節因子(RAMP2)の腎臓における機能解析です。AM-RAMP2システムは酸化ストレスや炎症といった様々なストレスから細胞を保護し、臓器保護的に働くことが報告されていますが、本研究により新たに小胞体ストレスによる障害を抑制し、腎保護的に働くことが明らかとなりました。
今後この研究が進むことで、腎不全のメカニズム解明や新たな腎不全治療薬の開発につながることが期待されます。
疾患予防医科学系専攻 循環病態学講座ホームページ:
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