医学系研究科眼科学の平野隆雄さんが第18回日本糖尿病眼学会総会で優秀演題賞を受賞
2012年11月2日、3日に福岡県のアクロス福岡で第18回日本糖尿病眼学会総会が開催されました。本年度は第27回日本糖尿病合併症学会も同時に開催され、内容は多岐にわたるものでした。一般口演は150題をこえ、その中で大学院医学系研究科眼科学の平野隆雄さんが優秀演題賞を受賞しました。
受賞対象となった発表演題は『パターンスキャンレーザーを用いた網膜光凝固部位のSD-OCTによる経時的評価』です。近年、糖尿病網膜症治療において高出力・ショートパルスを用いたパターンスキャンレーザーによる光凝固が治療時の疼痛の少なさ・手術時間の短さで脚光をあびています。本演題では、このパターンスキャンレーザーにより光凝固した部位をSD-OCTを用いて経時的に観察することにより、従来の治療に比し網膜内層へのダメージが少ない可能性について言及しています。