センターについて

地域保健推進センターについて

コンセプト

  • 保健分野での地域貢献を推進します。
  • 様々な情報を発信し、学内関連部局・行政機関・保健医療福祉関連団体・関連職能団体・企業等との連携を図り、保健分野におけるニーズとシーズのマッチングと展開を行います。
  • 学部生・院生を対象とした教育・研究活動、地域で活動している医療職者を対象とした研修・教育、根拠に基づいた実践を推進するための研究活動など、組織的な展開を目指します。
  • 地域住民を対象とした研修や啓発活動を行います。

センター長挨拶

地域保健推進センター長伊澤 淳
IZAWA Atsushi

Every single life matters.
〜Inclusive careを目指して〜

信州大学医学部地域保健推進センター長を拝命し1年が経過しました。当センターは、保健学科の教職員を中心に医学部の関係組織が連携し、地域保健を推進する拠点として平成26年4月に設立されました。地域における保健医療の課題解決を目指して、本学医学部による組織的な取り組みがスタートしたのです。信州医学振興会と当センターが共催する「健康講座」では、多彩な医療者による幅広いテーマの講演会が開催されており、地域の皆様の健康長寿に貢献する活動の一翼を担って参りました。

地域保健の推進を目指して、個人の健康と共に医療提供体制の持続、そして健全・安心な地域社会の持続には何が必要でしょうか。人口減少と世界一の超高齢化、気候変動やコロナ禍により価値観が変化し、社会システムのあり方を見直し刷新するGreat resetが提唱されましたが、私たちは、普遍的に大切なことは保健医療が対象とする地球上の生命の全てであることを認識しています。Every single life mattersです。

私たちの保健医療は、Every single lifeが対象であり、病める方も心身に障害のある方も、小児も高齢者も、都会でも地方でも、多様な人々の全ての誰もが「その人にとっての健康」を目指すことが使命です。私は今年度から当センターにおいて、多様な人々の全てが、それぞれにとって健康である姿を目指す包摂型健康支援:Inclusive careを実現したいと考えています。

個々の健康課題には、個別に最適な処方が必要です。地域の課題解決には、変化する地域のニーズや特性、個別の事情を包摂し、その地域に最適な進路を一歩一歩正しく選択していく必要があります。長野県を代表する高等教育機関に存在する当センターが、これからの我が国の地域保健に貢献できることは何か、一人ひとりの叡智を結集して探索を続けて参ります。

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