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ご挨拶

ごあいさつ

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信州大学医学部産科婦人科学教室 教授 宮本 強


このたび、信州大学医学部産科婦人科学教室第7代教授を拝命いたしました。

まず初めに、日頃より長野県の産婦人科医療を支えてくださっている地域の医療機関の先生方をはじめ、医療スタッフの皆様に心より敬意と感謝を申し上げます。県内各地において、それぞれの地域の実情に応じた質の高い医療をご提供いただいているからこそ、長野県全体の産婦人科医療が支えられています。


本教室は、そのような地域の先生方との緊密な連携を基盤として、長野県の産婦人科医療における最後の砦としての役割を担ってまいりました。

周産期医療では、安全で質の高い正常妊娠・正常分娩管理を基盤としながら、母体・胎児双方に高度な管理を要するハイリスク妊娠や重篤な合併症症例など、県内各地から紹介される難治・高難度症例の診療に取り組んでいます。

婦人科領域では、良性疾患から悪性腫瘍まで幅広く診療を行っています。腹腔鏡手術やロボット支援下手術などの低侵襲手術を積極的に導入するとともに、進行がんに対する高度な外科治療や集学的治療にも取り組み、患者さん一人ひとりに最適な医療の提供を目指しています。

また、本教室は子宮頸部疾患、なかでも子宮頸部胃型病変を含む子宮頸部多発嚢胞病変の診療・研究において全国有数の実績を有しています。HPV感染とは異なる機序で発生する分葉状頸管腺過形成(LEGH)や胃型腺癌は、診断・治療方針の決定が難しい疾患ですが、本教室ではMRI、頸管細胞診、胃型ムチン検出を組み合わせた臨床鑑別診断法を提唱し、画像医学教室および臨床検査部病理との密接な連携のもと、高度な診断・診療体制を構築しています。さらに、これら胃型病変の発症機序の解明や新たな診断・治療法の開発を目指した基礎・臨床研究を継続し、その成果を診療へ還元しています。全国からセカンドオピニオンを求めて紹介される患者さんに対し、質の高い診断と治療方針を提供することも、本教室の重要な使命の一つです。


大学病院には、診療・研究・教育という三つの使命があります。私は、信州大学産婦人科の使命は、研究を推進し、高度専門医療を提供することはもちろん、その成果を関連病院との緊密な連携を通じて地域へ還元し、長野県全体の産婦人科医療の水準向上に貢献することにあると考えています。地域の医療機関との連携をさらに深め、長野県の産婦人科医療の発展に貢献するとともに、次世代を担う産婦人科医の育成にも全力で取り組んでまいります。

本教室では、周産期医療から婦人科良性疾患、婦人科悪性腫瘍まで幅広い診療を経験することができます。日常診療から高度専門医療まで多様な症例に触れ、腹腔鏡手術やロボット支援下手術、高度ながん治療を学ぶことができる環境は、本教室ならではの大きな魅力です。


産婦人科は、新しい命の誕生に寄り添う喜びと、女性の生涯にわたる健康を支える責任を併せ持つ、非常にやりがいのある診療科です。私たちは、豊富な臨床経験と充実した教育体制のもと、一人ひとりの志に寄り添いながら、優れた臨床医・研究者を育成してまいります。産婦人科に興味を持つ学生や研修医の皆さんには、ぜひ本教室の門を叩いていただき、ともに学び、ともに成長しながら、長野県、そして日本の産婦人科医療の未来を築いていけることを心より期待しています。


今後とも、信州大学医学部産科婦人科学教室へのご支援、ご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。