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初等教育研究 感想(25年度)

平成25年度初等教育研究会にご参加いただきありがとうございました。

 県内外から600名を超える皆様にご参加いただき,子どもたちの学びの姿から,本校の研究や教師のあり方について多くのご示唆をいただきました。ご参加いただいた多くの皆様に心より感謝申し上げます。
 来年度の公開は11月29日(土)を予定しております。皆様のご来校をお待ちしております。
以下,参会者の感想です。

 

《国語》手作りスピーカーから探る電流のはたらきの写真
○一人一人が語る「新しい光」についての思いを,先生が懸命に受け取ろうとしている姿にとても共感しました。私自身が本当に無心になって,子どもの声を聴こうとしているかを考えさせられました。

○子どもたちが伸び伸びと自分の言葉で発言していく,友だちの意見をよく聞き,友だちの意見に対してよく考え,また自らの考えを探っていく。その姿がすばらしいと思いました。日頃から,先生が一人一人の子どもたちの発言を大切にしているということを感じることができました。授業の中でも,決して自分の思いを押しつけたり誘導したりすることなく,子どもどうしが考えを発表し合う中で,自らの考えを深めていかれるように,見守り,サポートしていく様子にとても心をひかれました。

○子どもの発することばをひたすら聴き,そのことばの背後にある子どものリアリティーを感じて,授業をつくろうとする教師のあり様が参観者に伝わる授業だったと思います。自校へ帰り職員に伝えていきたいと思いました。

○クーちゃんたちとの日々の生活や別れとのつながりが「新しい光」とつながる日は,長いスパンの中で出てくると思いました。そんな簡単に軽くつながるようなクーちゃんとの生活ではないと思うからです。「片耳の大シカ」という教材の「作品の心」は大切にしたいです。

○自分自身,南信の山奥の学校でこの教材を扱ったことがあり,子どもたちのとらえは生活背景によって大きく異なるのだということを知ることができました。大シカの心情を推しはかるような描写が少ないため,読者が自分の体験と重ねて読むことが可能なのかもしれません。・・・自分の中で「人 対 自然」というとらえだったこのお話が,今日の授業で何かとても人間的で温かいものに感じられました。先生と子どもたちとで,このお話の読みをつくっていったことが分かりました。まさに,体験を通して一つ一つの叙述が「ことば」となって位置付いたのだと思います。

手作りスピーカーから探る電流のはたらきの写真○登場人物になりきって心情をとらえようとする姿,すばらしかったです。「新しい光」という学習材の提示の仕方,それを受けとめる子どもたち。その場面での,教師の,子どもと一緒に問題を解決していこうとする語り口はとても印象深いものでした。なぜ,「太陽の光」ではなく「新しい光」なのかということについて,子どもたちの考察をもっと聞きたかったと思いました。一つの教材と深く,広く関わり合う子どもの姿を見せていただきました。

○授業の中で子どもたちの多くは,「片耳の大シカは悪いやつじゃない」「だからもう狩人はやめると思う」と読み解いていましたが,悪いやつ=殺して良い,悪くない=殺さないという読みで終わってしまうのは少し浅はかではないかと感じました。狩人たちは生きるために狩りをしていることや自然の厳しさの中に生きることを想像することは,子どもたちにとって少し難しいのかもしれませんが,その辺りに対する先生の手助けがあっても良かったのではないか。「片耳の大シカ」という時代も場所も環境も異なる物語について理解を深めるには,彼らの生きている土壌について理解することが必要になってくるのではないかと思います。

○答えのない問いを子どもに正面から問いかける授業でした。短絡的に皆の共通の理解,見解を求めないことの苦しさ,難しさ。ひたすら聴くことの忍耐をこえたところにあることばに真向かう「私」の育ち。そのことを信じる教師のあり方を学ばせていただきました。


《体育》手作りスピーカーから探る電流のはたらきの写真
○長野東高校の演技を通して「動きの美しさ」がより集約されたように思いました。プロの演技をDVDで観るよりも,自分たちに近い年齢の生徒が真剣にやっている姿を直に見たからこそ,材への意欲がより高まったと思います。

○子どもたちが音楽に合わせて演技し始めたとき,なぜだか涙が出てきました。能力の違う子どもたちが本当に柔らかで自然な笑顔で取り組んでいる姿が印象的でした。同時に毎日共に暮らす子どもたちの顔が思い浮かびました。・・・今日はこれまでの体育や先生と子どもたちが過ごされてきたほんの一瞬,束の間だったのでしょうけれど,先生が子どもたちとその一瞬や束の間を大切に過ごされてきたことを感じさせられる雰囲気でした。

○子どもどうしの信頼感の強さを垣間見ることができました。あの空間の中で,子どもどうしが目を合わせ,息をそろえながらスタートする。Iくんはブリッジをする時におふざけが始まりました。しかし,客観的に彼を見ることによって,彼のブリッジに対する苦手な思いを読み取れた気がしました。それ以外の動きでは,マットからはみ出し,床に足を強打しようが歯を食いしばる姿を見て,もっと子どもを見よう。そんな思いになりました。

手作りスピーカーから探る電流のはたらきの写真○東高生の生の演技,そして,そこに居るということから感じられる息づかい等を始めとする様々なこと,教師の思いがしっかりと感じられる学習材でありました。子どもたちの意識は「ピシッ」と技をそろえたいということだったように思います。並んでの前転がそろわず,話し合い。次第に女子がジェスチャーを。そして,ついには男女がマットを挟んで対になって並び,お互いのタイミングを共有し合ってそろえるに至りました。自らの課題に自らが気づき,そして,自ら解決法を見いだしていく。すばらしい学び合いの姿でした。

○これまでの自分の教師観を反省させられる提案で大変勉強になりました。「出来映え」でなく,心地よさをとらえる教師の目。技能からのアプローチではない考え方。子どもへの接し方,言葉がけがより大切になること。普段からそういう教師観で子どもたちに接しているのが本日の子どもたちから感じました。また,「子どもたちは自ら学んでいく」という姿も見られました。それはきっと,教師が子どもを信じ,共に歩んでいるからなのかと思います。ぜひ,この長野小の研究が多くの先生に理解されることを願っています。

○本物を授業の場に引き込み,その雰囲気の中で授業を進めることは,美に向けた子どもたちの主体性につながっていたと考えます。高校生の演ずる姿から感じるものは,画面からでは伝わりきるものではなく,本物が目の前にいるからこそだと思いました。分散会で技能面の発言がありましたが,それをこえる可能性を感じ,子どもどうしで考えたり,本人が考えたりするだけ浸り込む環境が作られてきていると思いました。
○できない技をできるように技能を高めて「ピタッ」とそろえるのか,簡単なできる技を取り入れて「ピタッ」とそろえるのか,そこにはやはり子どもが気づけるビデオなどの手立てや教師の目が必要かと思いました。今日は東高生がいたので,ぜひ,その外部からの目でアドバイスをもらえれば良かったと思いました。子どもたちは目の合図でそろえ,やり続け,楽しそうでした。


《全体感想》
○授業は難しい,けれど,子どもたちと共に学べるのは楽しいと改めて感じ,元気をもらって帰れます。

○廊下に飾られている作品を見させていただき,今日の授業とのつながりや授業1時間1時間が独立しているのではなく,生活の中からの願いや思いに寄り添っていることを感じました。

○「先生,今日の国語楽しかった。次もこれをやろう」 物語の中の出来事,事件の背景,登場人物の事情,心情を友と語り,それをきく教師。「先生,これは?」「先生,どう思う?」と一緒になって物語を楽しめることができればいいです。見方を変え,意味を更新する学びでないと子どもは飽きてしまう。長野小の研究は希望とやる気を与えてくれます。来年も楽しみにしています。

○本校は少人数の学校です。少ない人数ですが,貴校のような授業研究ができる学校,貴校に勤める先生方のような職員集団の学校にしたいと思いました。本日学ばせていただいたことを,早速,重点研究会で報告していきたいと思います。「志」だけは,いつも高くもっていたいと感じさせていただきました。

○今回の授業を見ながら,毎年学校自体も進化を続け,様々な授業提案をしていただいているように思いました。新しい視点,スタイルを感じ,同じようにはできませんが,教師の在り方については自分としても改善していけると思うので,自分と向き合ってみたいと思います。

○附属の授業は見ても自分には生かせないから・・・という思いがこれまでありましたが,授業や子どもとの接し方の原点に帰った研究で勉強になりました。

○附属長野小の授業を見るのは初めてでした。学力,テストの平均点,まわりの評価を気にしすぎないよう,子どもがより伸び伸びしていられるよう考えさせられることが多々ありました。私の学校では全く逆の指導をします。こういうことも含め,今,自分が行っていることが現状のままでよいのかどうか悩みました。悩むということは来た甲斐がありました。

○自分のあり方を問うというのはそう簡単なことではない中,先生方の自分のあり方をひらいてくださりありがとうございました。自分もそうだと思うこと,心にささること,いくつもありました。こういった研究会があることで,改めて自分の立ちどころを考えさせられます。

○初めて参加させていただいたのですが,今までの自分の授業観とは全く違う世界にふれさせていただき,大変よい機会となりました。何が子どもにとって「よい」のか,私も自身に問うていきたいと思います。

 

 



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