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【環境マインド育成プログラム2期】 開催レポート 9月17日~18日

東急リゾーツ&ステイ株式会社(以下、東急リゾーツ&ステイ)の「環境マインド育成プログラム」斑尾研修を9月17日(水)~18日(木)の2日間にわたって実施しました。研修場所は、自社施設のある斑尾エリア(上水内郡信濃町、飯綱町)。7月の研修に続き、斑尾、蓼科、本社より16名が参加しました。
※7月の様子はこちらに掲載しています。

1日目の午前は、他社事例として飯綱町にある複合施設「いいづなコネクトEAST」(以下、EAST)の視察からスタート。受講生の皆さんは到着するや否や、「施設内に入ってみたら意外な光景!」「斬新!」といった反応。ここは廃校活用の取り組みとして注目されている施設で、教室の面影を残す空間に喫茶店やシードル醸造所、インキュベーション・イノベーション(創業や起業を支援する施設)施設や企業などが入居しています。
施設内の見学後、指定管理者であるまちづくり会社、カンマッセいいづなの加藤様より、施設の成り立ちや活用状況、今後の展望についての説明を受けました。続いて、林檎学校醸造所代表の小野様から、事業立ち上げや、EASTへ入居した経緯についてご講話をいただきました。受講者のみなさんが熱心にメモを取る姿が印象的でした。

午後は、タングラム斑尾東急リゾート(以下、タングラム斑尾)へ移動し、視察を振り返りながらチェックイン。その後、これまでの学びのインプットとアウトプットを掛け合わせ、どのように事業化の考え方などに結びつけられるか、実務への応用の架け橋となる講義を、感性情報学(認知心理学、感性工学)が専門である学術研究・産学官連携推進機構の林靖人教授が担当しました。講義のタイトルは「サステナブルリゾートとは何か」。社会環境の変化が著しい時代だからこそ、変化を好機と捉え、適応できるミカタを変える、考える力が必要であることを伝え、午前の視察でも得られたミカタや視点、価値創造について事例を交えながら講義を行いました。
その後は、いよいよグループに分かれて、アクションプラン作りをスタート。これまでの学びを生かしながら、お互い意見を出し合ってプランを作り上げていきます。

2日目は、タングラム斑尾でのフィールドワーク、グループワークと中間報告を行いました。朝はあいにくの小雨模様でしたが、森林ガイドの方による説明でスキー場内の森を散策。時々覆う霧のなか、木々の香りとふかふかの土を踏みしめ、体感しながら脚を進めていきます。自然を肌で直接感じ、普段の業務では目にすることがない森の植生を学ぶ重要なフィールドワークとなりました。
その後は、さらに自身が感じた体感をもとにグループワークを実施。前日より、さらに活発な意見が出され、皆さん、悩みながらも楽しんで企画を練り上げていました。
今回の研修ゴールは、中間報告発表。チーム一丸となって作ったプランの途中経過を全員で共有しました。教育学部水谷准教授からは「普段の業務に加えて、仲間と企画作りをすることは大変かと思うが、必ず自分の仕事に生きてくると思う。10月の成果発表会でどのような形になっているのか楽しみです」と総評がありました。

座学でのインプット、フィールドでの体感、そして仲間とのグループワークが凝縮されたこの2日間を通じて、受講者のみなさんには、新しい気づきや仲間と協働する楽しさを感じていただけたのではないかと思います。 今後は、各チームにてプランをブラッシュアップし、10月に東京(東急リゾーツ&ステイ株式会社 本社)にて成果発表会を行います。プログラムの実施にご協力いただきました視察先のカンマッセいいづなの皆様、東急リゾーツ&ステイ株式会社の皆様、ご協力ありがとうございました。

いいづなコネクトWESTの外観 いいづなコネクト施設見学
斑尾高原自社施設の見学 2日目森の散策
集合写真 グループワークの様子
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