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卒業生からのメッセージ

卒業生からのメッセージ

出会い、そして出合い

投稿者名 波多野 裕子 | 投稿日 09年04月04日 | 人文学部 平成8年卒

出会い、そして出合い

大学時代、学食やアパートで、何かとワイワイやっていた気の合う仲間たち。卒業後は地元に戻り、みんなが顔を合わせることも難しくなっていました。「むしろ旅行に行ったほうが、会いやすいんじゃない?」 11月の連休、たまたまチケットが取れた先は台湾でした。 そんな偶然で出合った台湾にすっかりハマってしまい、以来、年に1~2回の台湾行きを繰り返しています。現地の人とコミュニケーションができるようになりたいという思いから、大学のころはまったく興味のなかった中国語にも手を出し、通りいっぺんの観光では出合えない人々の優しさにも多く触れられるようになりました。しかし、私の中国語はあくまでも場当たり的にすぎず、大学時代にちゃんと中国語を学んでいればなぁ...と思うこともしばしばですが(笑) 12年間務めてきた先が閉鎖になったことにより、まったくの畑違いの職場で、能力的にも、人間関係的にもキビシイ思いをしていている現在、励みになるのはやはり台湾。「今度はいつ行けるだろうか」と思いながら乗り越える一方で、移住のチャンスを伺っています。 10代後半から20代前半にかけての時期を共にする仲間との出会い。その仲間がもたらす、自分の知らない世界との出合い。大学というのは、学業という枠のみならず、関心の幅を広げ吸収するチャンスを与えてくれる場だったんだなぁと実感します。自然環境に恵まれ、個性豊かな人たちも多い信大ですから、可能性も意義も大きいといえるでしょう。在学生やこれから信大を目指す人たちには、その中で過ごせる時間を大切にしてもらいたいと願います。