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卒業生からのメッセージ

卒業生からのメッセージ

無我夢中

投稿者名 三輪哲也 | 投稿日 09年03月05日 | 繊維学部 昭和61年卒

思えば無我夢中だった。決して忙しかったわけではない。今のように,過ぎ去る時間が早くもなかった。たっぷり時間があった。でも、当時は焦っていたような。大学の先生には恵まれた。光る個性が輝いて見えた。何かを学んだのかといわれれば,それは疑問。今でも周りは解らない事だらけ。しかし、視点を変える技術は身につけた。感謝である。大学ではアカデミズムに勉めるよりも、共同生活での学びが色濃く重ねられた。まるで英国カレッジである。当時の評判はきっと悪かっただろう。法被ファッションに身を包んでいた。ちょっと変わったカルチャーだった。春のさくら,夏の川、秋の紅葉、畳に積もる雪、伝承歌と共に自然と一体の大学環境はいまでも甘い記憶。今後も多様な人材を輩出してほしい。