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卒業生からのメッセージ

卒業生からのメッセージ

ある卒業生の軌跡

投稿者名 仁木 英之 | 投稿日 08年12月23日 | 人文学部 平成10年卒

ある卒業生の軌跡

ますは信州大学創立六十周年、心よりお祝い申し上げます。1992年に大阪よりこの地に来て、いまだに離れられないでいる信州の地。この地で絶えず魅力を放ち続ける学び舎に、最大の敬意を表すものであります。 誰であれ、数十年の人生の中で転機になる瞬間というものがいくつかあるものです。転機の形はその人がどのような道をたどって来たかによるということを考えれば、それほどはっちゃけずに高校卒業までこぎつけた人の人生で大きな転機となるのは、どこの大学に行くかということでありましょう。そこで見た物、出会った人、そして本人が経験した全てのことが、その人の過半を形成するのです。 よし、この機会にオデの信大生活を振り返ってみましょう。この素晴らしい人格を作り上げた輝ける学生生活を皆様にご紹介です。 大学一年......初めての一人暮らしに浮かれ、ついで強烈なホームシックに。女の子との出会いを求めてケーキ屋でバイトするも、見切り品を食べ過ぎてクビに。このあたりからサボることを覚える。 大学二年......夕方起きてメーヤウ経由で道場に行く→自宅でスーパーファミコンか友達の家でマージャン。もちろん朝まで→夕方メーヤウ経由で道場に行く(以下一年繰り返し) 大学三年......夕方起きてメーヤウ経由で道場に行く→自宅でスーパーファミコンか友達の家でマージャン。朝まで。→夕方メーヤウ経由で道場に行く(以下一年繰り返し) 休学......就職活動するのがどうしてもいやで北京に二年間逃亡。中国でもやってることは日本と同じ。 大学四年......卒業するために二年半分の単位を必死で取る。どの科目で単位を得たのか全く記憶になし。  ......えーっと在校生の皆さん、これから受験されようとする皆さん。自然に囲まれ、優れた研究の場である信州大学においてこのような過ごし方をするのは大変もったいない話です。六十年の間に蓄積された学問的、文化的成果と伝統は大きな資産であります。四年という限られた時間の中で、その資産を有効に活用されることをお勧めします! ビバ信大!