CITI Japanプロジェクトで説明会と個別相談会を実施
14年09月16日
平成26年9月2日、CITI Japanプロジェクト(※)は文部科学省共催のもと、大学院生や研究者など、広く研究に携わる者の研究倫理を醸成するため、国公私立大学や研究開発独立行政法人の関係者を対象とした、研究倫理教育に関する説明会・個別相談会を開催しました。
(※)研究倫理に関する教育プログラム及びe-Learning教材の開発・作成を行う、信州大学を含む6大学による共同プロジェクト(文部科学省・平成24年度大学間連携共同教育推進事業採択)
開催校の東京医科歯科大学 江石 義信 医学部長の挨拶で始まった説明会では、CITI Japanプロジェクト 福嶋 義光 事業統括が開会挨拶を行い、「2012年から始まったCITI Japanプロジェクトのe-Learningシステムは、現在までに75機関・約20,000人にご利用をいただいている。昨今の研究不正の問題から、研究倫理教育は不正抑止をすることが目的のように思われているが、本来は研究者が前向きに、どのように研究活動をするべきかをグローバルな観点から体系的にまとめたもの。本日ご参加の各機関でもこのシステムをご導入いただき、結果として適正な研究が行われることを期待している」と話しました。
引き続いての来賓挨拶では、文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課 近藤 潤 課長補佐、独立行政法人日本学術振興会研究倫理推進室 笹川 光 室長(研究事業部参事)、独立行政法人科学技術振興機構総務部研究倫理室 安藤 利夫 参事役よりご挨拶をいただき、8月26日に文部科学大臣決定された「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」についての説明や、科学技術振興機構におけるCITI Japanプログラムの活用状況などの紹介がありました。
昨今の研究不正の問題に対する社会的な関心の高まりから、205機関305人の参加者は熱心に説明に耳を傾け、質疑応答でも様々な質問が寄せられました。その後行われた、20数機関が申し込んだ個別相談会では、CITI Japanの福嶋事業統括および市川家國 副事業統括も加わり、参加者からの疑問や質問について丁寧に対応するなど、CITI Japan プロジェクトへの理解深める上で、大変有意義な説明会となりました。
なお、説明会の詳細は、CITI JapanプロジェクトWebサイトに近日中に公開予定です。

