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第54回北信越理科教育研究会「長野大会」を開催しました

14年08月11日

  信州大学繊維学部で8月4、5両日、高校の理科教師でつくる北信越理化学協会と長野県理化学会主催の第54回北信越理科教育研究会「長野大会」が開催されました。今年度の大会主題は、「21世紀を拓く理科教育」~学習指導要領実施における新たな理科教育の在り方~。信大繊維学部が共催し、運営に全面的に協力しました。
   関係者約100余人が参加し、繊維学部を代表して来賓挨拶をした阿部康次・副学部長は、繊維・ファイバーに関する最先端機器を備えた繊維学部附属のファイバーイノベーション・インキュベーター(Fii)施設にについて詳しく紹介。北信越地区の高校が繊維学部に優秀な学生を数多く送ってくれるよう依頼しました。
   大会二日目には、物理、化学、理科一般の3分科会において、各県1名ずつによる研究発表が行われました。引き続き行われた全体協議では、大会主題である学習指導要領実施における新たな理科教育の在り方について、長野県と次回開催県の富山県から、それぞれ1名が提示者となり意見を提案し、全体討議を行いました。また、仮説実験授業研究会代表の板倉聖宣 氏が「科学史研究と高校理科教育」と題して講演しました。大会に参加した長野県の高校教師は「長野県内の理科教員は40代以下がぐんと少なくなっており、お互いのノウハウを伝え合う機会がますます重要になっている」と、大会の意義を強調していました。