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CITI Japanプロジェクトで『人を対象とする医学系研究に関する指針について』講演会を開催

14年07月30日

文部科学省 研究振興局ライフサイエンス課 生命倫理・安全対策室長 伊藤嘉規 氏

文部科学省 研究振興局ライフサイエンス課 生命倫理・安全対策室長 伊藤嘉規 氏

研究者の倫理規範教育プロジェクト「CITI Japanプロジェクト」では平成26年7月18日、文部科学省 研究振興局ライフサイエンス課 生命倫理・安全対策室長の伊藤嘉規氏をお招きし、講演会『人を対象とする医学系研究に関する指針について』を医学部第一臨床講堂で開催しました。

 

人を対象とした医学系の研究では、研究対象者の身体や精神、さらには社会に対して正負様々な影響を与えるため、研究者には研究対象者の尊厳や人権を守るための倫理的・法的・社会的な責任が伴います。

 

このため、文部科学省や厚生労働省などの省庁では、研究者が人間の尊厳及び人権を守りつつ適正・円滑に研究を行うことができるよう、①疫学に関する倫理指針(平成14文部科学省・厚生労働省制定)(疫学指針)、②臨床研究に関する倫理指針(平成15年厚生労働省制定)(臨床研究指針)等の指針を定めています。

 

しかし、近年は適用対象となる研究が多様化し、特に疫学指針と臨床研究指針の枠を超えた研究が増えてきています。伊藤氏は講演で「こうした背景から、平成25年2月より文部科学省と厚生労働省の合同会議で、両指針の一体的な見直しの検討を開始した」と説明しました。

 

講演では、両指針見直しについての現在までの経緯や今後のスケジュール、合同会議の状況や新たに統合する指針の内容について具体的な説明があり、他大学・他機関からの参加者を含めた80名以上の聴講者は、伊藤氏の説明に熱心に耳を傾けていました。

 

CITI Japanプロジェクト 福嶋義光 事業統括による挨拶

CITI Japanプロジェクト 福嶋義光 事業統括による挨拶

講演会の様子

講演会の様子