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総務省 戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)に採択

14年07月30日

  総務省が公募を行った平成26年度「戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)」に、総合情報センターが申請した下記の提案プログラムが採択されました。

   総合情報センターでは、研究開発部門により以前よりアドホックネットワーク技術を基礎としたセンサーネットワーク基盤に関する研究と、児童や高齢者の見守り、土砂災害に関する危険性の予知等を目的としたセンサーネットワークシステムの研究を行ってきました。また、その成果を長野県塩尻市において展開し、600台以上のアドホックネットワーク中継機からなる安全・安心な街づくりを行ってきました。これらの研究成果は安全・安心なキャンパス創りにも繋がっています。

【プログラム名】
戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)[地域ICT振興型研究開発(フェーズI)]

【採択課題名】
災害状況を遠隔地から把握するセンサーネットワークのための災害に柔軟に対応する通信インフラシステムの研究開発

【研究代表者】
総合情報センター 教授 不破泰

【研究分担者】
総合情報センター 准教授 鈴木彦文

【研究概要】
   本研究では、これまで研究代表者らが長野県塩尻市において614台からなる大規模なAd-Hoc中継機網による高耐災害性を持つ通信インフラと、2007年から続けているこの通信システムを利用するセンサーネットワークに関する研究を基盤とし、本研究の目的とする災害に柔軟に対応できるセンサーネットワークと通信インフラシステムを開発するものである。
   具体的には、(1)インフラとセンサーの設置をより容易に行う機能、(2)被災状況に柔軟に対応できるインフラ機能、(3)多様なセンシングに柔軟に対応できるセンサーネットワーク機能 に関する研究を行うこととし、フェーズIはその確実な実現可能性をシミュレーションによる検証、試作機器を実際のフィールドにて実運用をもって行う検証により確認し、フェーズIIにつなげるものである。

【研究期間】
平成26年度

【総務省HP】
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin03_02000091.html