ホーム > トピックス一覧 >

トピックス詳細

トピックス

信州の夢を載せて...世界初LED可視光通信実験衛星「ぎんれい」打ち上げ成功

14年03月06日

 「ぎんれい」は信州大学と信州衛星研究会が連携して、平成23年12月より開発を進めてきた、世界初の可視光通信実験衛星で、LED光をFSK変調してデータを伝送する実験を行っています。LED光は地上において約1等星の明るさで肉眼でも確認できる事から、光のモールス信号として簡単なメッセージを皆さんに届けるイベントも実施する予定です。
 「ぎんれい」は寸法40×40×45cm、質量32.9kgの超小型衛星。リアクションホイールと磁気トルカを用いた高度な3軸姿勢制御方式を採用し、地上からのコマンドにより任意の方向に姿勢を向けることができます。3月中は初期運用として内部機器の動作確認を行い、4月以降可視光通信実験を実施する予定です。3月4日の信州大学見本市特別ブースで、軌道をリアルタイムで映し、宇宙からのモールス信号も聞くことができました。


ぎんれいの軌道

ぎんれいの軌道をリアルタイムで紹介(信州大学見本市特別ブース)
本画像はAnalytical Graphics, Inc. (AGI社)の製品「STK」で作成しています。AGI社に厚意により掲載しています。

ぎんれいと打ち上げ直前

(左)H-IIAロケットに取り付けられた「ぎんれい」 JAXA提供
(右)打ち上げ直前 春日(機械システムM1)撮影

ロケットから分離されたぎんれい

H-IIAロケットから分離された「ぎんれい」(分離時刻2014.02.28 04:01:17(JST)) JAXA提供動画より