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報告会の様子

信州大学では毎年、国外の環境活動について学ぶことを通じて信州大学の環境活動の推進に資する人材の育成を目的とし、環境教育海外研修を実施しています。

今年度はネパールのマルファ村やトリブバン大学などを訪問、全11日間の研修を行い、3月14日に引率教員である農学部松島憲一准教授と学生4名が、学長・理事へ帰国報告を行いました。

報告会では、松島准教授が研修の概要をスライドで説明、昨年6月に逝去された本学名誉教授、氏原暉男（うじはらあきお）氏の仲介で富山県利賀村（当時：現在は南砺市）との友好交流を結んでいるツクチェ村を訪れたことや、同国での乗合電動タクシー（テンプー）の事例などを紹介しました。続いて行われた参加学生4人による報告では、それぞれが決めたテーマに沿って研修の成果を発表し、山沢学長、赤羽理事、松川理事が学生らの言葉に注意深く耳を傾けました。

報告を受けた山沢学長は、「ネパールではゴミ問題や川の汚染の問題など、「人間の生活」と「地球環境」の本当のぶつかり合いを数多く見て来たことと思う。日本とは事情が大きく異なる事例を肌で感じ、それぞれが自分の中に生じた疑問や葛藤を見つめる機会となれば、この環境教育研修は成功したと言える。今後もこの取り組みは続けて行きたい。」と述べ、松島准教授と学生らを労いました。

本研修については、次年度6月の共通教育の授業において、在学生へ向けた報告を行う予定です。