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教職実践演習特別企画 公開学生フォーラムを開催

14年01月27日

  平成26年1月22日(水)、信州大学では、教職実践演習特別企画として「公開学生フォーラム~教員になるための学び~」をホクト文化ホール(長野県民文化会館)にて開催し、教職課程で学ぶ学生、教職員、一般など総勢420人以上が参加しました。

  教職実践演習とは、教育職員免許法改正により、今年度からあらたに4年次の必修となった新設科目です。今回のフォーラムは、初年度の学生たちの実践を総括するもので、教育学部に限らず教職課程に学ぶ、他学部の学生たちも参加し、互いの状況を理解し合う意見交換も行われました。

  プログラムはパネルディスカッション「Topics1 4年間の大学生活で取り組んだこと」、信州大学の教職課程の説明(全学教育機構小山茂喜教授、教育学部谷塚光典准教授)、後半には「Topics2 これからの教員養成に必要な学びとは」というテーマで、双方向のコミュニケーションができるオーディエンスレスポンスシステム(ARS)を使用し、フロアの4年生(およそ280名)の意識調査をしながら、座談会を行いました。一連のプログラム終了後には、4年生を対象に1年間の授業を振り返り考察するアンケートも行いました。

  全体の司会は教育学部4年三石早紀さん、ゲストコメンテーターとして長野県教育委員会教学指導課長武田育夫氏、長野県上高井PTA連合会元会長の小平昭哉氏を迎え、パネリストとして、教育学部の北見聖(あきら)さん、月岡優介さん、富永翔馬さん、長坂朋美さん、農学部の山下美都香さん、繊維学部の小室良枝さん(6人共、4年生)が、それぞれサークルや学外活動など学生生活で取り組んできこと、そこから学んだことや見出した自らの課題について語りました。

  Topics2では、「卒業に対する思い」、「今の自分に足りないもの」「1年生からもう一度大学生活をやり直せるとしたら何を頑張るか?」ほか、教職課程において教員として必要な資質を身に付けられたかなど、7つの質問を参加者に問い、質問ごとにARSで集計したグラフをスクリーンに映し出しました。

  それぞれの回答は、忙しい教職課程に学ぶ学生たちの本音が現れた結果になり、機転の利いたムードを盛り上げる司会に、パネリスト、会場の区別なくスムーズな意見交換が行われました。

  教育学部臨床教育推進室の伏木久始教授は「教育学部と専門学部はそれぞれキャンパスも異なり、距離があるが、学部を越えて学び合う場を設ける意義は大きく、今後は有志による学生フォーラムの企画を検討したい」と話しました。