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研究トピックス

インフォーマルセミナー in 信州

第6回 ナノバイオテクノロジー

開催日
: 平成25年7月4日(木)
オーガナイザー
: 保健学科応用理学療法学講座 教授 齋藤 直人
演題
: ナノバイオテクノロジーとは? ナノカーボンによる骨形成促進(トップダウン型研究)
講師名
: 保健学科応用理学療法学講座 教授 齋藤 直人

ナノバイオテクノロジーはナノとバイオが融合した新しい技術で、ナノ材料から生体に働きかけるトップダウン型研究と、ナノサイズの生体物質の機能を解明・応用して生体に有効に作用させるボトムアップ型研究がある。トップダウン型研究の一例として、ナノカーボンによる骨形成促進のメカニズム解明とその医療応用について述べる。
2つの講演を聞いていただくことにより、これまで行っていた研究が、実はナノバイオテクノロジーであったと気がつくこともあると思います。

演題
: ビフィズス菌を利用した固形がん治療DDS(drug delivery system) (ボトムアップ型研究)
講師名
: 疾患予防医科学系専攻分子腫瘍学講座 教授 谷口 俊一郎

固形がんの低酸素環境に着目し、遺伝子操作した嫌気性ビフィズス菌をDDSに用いた。菌静注は一般に非常識であるが、驚くべきことに動物実験で安全性が認められ、がん組織でのみ生育する菌によって局所的かつ大量の制がん剤産生に成功した。現在Phase1が進行中である。この系はボトムアップ型研究の一例として位置付けられる。