コース案内

医学系研究科
がん診療に詳しい認定遺伝カウンセラー養成コース(修士課程)

養成すべき人材像

01 認定遺伝カウンセラー資格を取得できる能力を身につけた医療人
02 家族性・遺伝性がん診療における遺伝カウンセリングの重要性を理解でき、臨床の現場で実践できる医療人
03 がん診療におけるクリニカルシークエンスの意義を理解し、臨床の現場で実践できる医療人
04 遺伝性がんに関するリサーチマインドを有する医療人

修了要件・履修方法

修了要件 修士課程の履修要件30単位、遺伝カウンセリングコース23単位に加え、がんプロコース科目の2単位を修得し、がん診療に詳しい認定遺伝カウンセラーとなるに相応しい能力があることを試験により確認する。
コース科目の履修方法 がんプロ全国e-learningクラウドによりWebで授業を履修、北信がんプロ主催のオンコロジーセミナー及び信州がんセンター主催の市民公開講座を受講する。

履修科目等

課程必修・選択科目 課程の履修要件による科目及び遺伝カウンセリングコース科目
がんプロコース科目 臨床腫瘍学(1単位)、がんプロ全国共通e-learning科目:がんゲノム医療(1単位)

教育内容の特色

信州大学では、平成15年に本邦で初めて遺伝カウンセリングコースを設定し、毎年1〜3名の学生を受け入れ、今までに15名の認定遺伝カウンセラーを全国(長野県内及び、長崎県、岡山県、福岡県、福島県、兵庫県、奈良県、新潟県、大分県)に輩出してきた。
このコースでは、従来存在するコースの履修内容に追加して、がんに関する講義と実習の場を選択性で設定することで、がん診療に詳しい認定遺伝カウンセラーを養成する。

指導体制

従来の修士課程遺伝カウンセリングコースでは、遺伝医学教室及び附属病院遺伝子医療研究センターの教員が、担任としてほぼマンツーマンの体制で指導し、認定遺伝カウンセラーを養成してきたが、「がん診療に詳しい認定遺伝カウンセラーコース」では、遺伝医学教室、附属病院遺伝子医療研究センターに加え、包括的がん治療学教室及び小児医学教室の教員が副担任となり指導にあたる。

教育プログラム・コース修了者のキャリアパス

本コース修了者は、臨床の現場、特に当院で始めたクリニカルシークエンスの現場に携わる医療人を目指す。
また、関連施設での遺伝子性がん診療の現場にて遺伝カウンセリングに対応し、遺伝性腫瘍の疫学、臨床研究に参加・関与・推進する。

コース履修者の選抜方法

医学系研究科入学者の遺伝カウンセリングコース履修者から選抜する。

遺伝カウンセリングコース詳細

遺伝カウンセリングコースの詳細はこちらをご覧ください。