医学に志を抱いた人の目標はただ一つ、患者さんに自分のできる限りを尽す」、このことに尽きると思います。患者さんの役に立ちたい・・・そう念じながら放射線医学に携わって30余年、私がたどり着いたのは「精度の高い診断が優れた治療を生む、最適な治療が患者さんに幸せを運ぶ」という答えでした。
 放射線科では、画像診断、画像誘導下手術(interventional radiology, IVR)、放射線治療を通じて、多くの診療科とのチーム医療を積極的に推し進めています。放射線科の魅力は、頭から足の先まで全身をくまなく診療する守備範囲の広さと、科学技術の最先端を駆使する先進性と客観性にあります。そして、日常臨床から芽生えた疑問をヒントに研究を推し進める場として画像医学講座が機能しています。
 思えば、放射線診断、IVR、そして放射線治療を専門とする医師がこれほど求められるようになろうとは、私が放射線科医を選択したときには想像できませんでした。そして図らずも、その需要は現在でも加速度的に伸びています。今後の医療を担う皆さん、私たちと一緒に明日の放射線医療を切り開いていこうではありませんか! 
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