活動報告

「第15回高校生医学部進学セミナー」が開催されました

7月15日(月・祝)に信州大学松本キャンパス旭総合研究棟AB講義室にて、第15回高校生医学部進学セミナーを開催しました。県内を中心に114名の高校生と高卒生に参加いただきました。

以下が当日のプログラムです。

①午前:先着申し込み40名を対象とした学内ツアー・学生との懇談

②午後第一部:医学部医学科への道 受験指導

講師 駿台全国入試模試センター 宮辺正大さん

③午後第二部:医師としての道~在宅ホスピス医からメッセージ~ 講演

講師 ふじ内科クリニック(甲府市)院長 内藤いづみ先生

参加者の感想の抜粋

◎医学部医学科へ道(受験指導)について

※医学部医学科の受験者数の動向や共通テストにおいて取るべき得点率などを、実際のデータに基づいて可視化されたものを参照できた。それにより、医学部合格への今後の課題を明確することができ、学習への励みとなったのでとても良かった。

※共通テストの傾向や、合格者の詳細な情報など医学部医学科を受験したい私にとって、とても有益な情報が詰まった素晴らしいセミナーでした。まだ一年生ですが、自分の未来のことを真摯に考えて、努力を積み重ねてがんばっていきたいです。

※今まで受験について、とりあえず勉強をたくさんしようということしか考えていなかったのですが、とてもわかりやすい資料によって改めて医学部受験の厳しさを知ることができました。全国の早くから医師を目指して頑張っている方々と戦うということを自覚し、あいさつなどの人として大切な所も意識して、これから頑張りたいと思います。

※日本の医師数のお話から入試のデータまで、色々なお話をお聞きすることができて良かったです。医学部入試の厳しさを改めて感じました。様々なデータがまとまっており、とても参考になりました。ありがとうございました。

◎医師としての道(講演)について

※医学部に入るため机の上の勉強だけになりがちであったが命という深い話を聞くことができて医者になるための志、命の哲学、まごころについて自分もしっかりとした考えを持ちたいと思った。また悩むということも大事にしたいと思った。

※医師は、患者の病気やけがを治して社会復帰させるのが仕事だと思っていましたが、ホスピス医のように、患者さんがその人らしく人生の最期を生きるのを支えることも、医師の大切な仕事であると気がつきました。写真を見て、余命わずかな方が緩和ケアによってこんなに笑顔になるのだと思い、ホスピスの重要性を感じました。私にとっての命の哲学はまだよくわかりません。医学部に進学し、色々と学んでいく中で考えていきたいと思います。

※内藤先生が、医師になる上で重要な三要素「志・いのちの哲学・真心」を示してくださり、医師を志す上で一生大切にしていきたい指針だと感じました。帰りの電車に乗りながら、頂いた資料も読了させていただきました。読み進める中で、自分はどうして医者になりたいのか、どのような人々をどういう形で助けたいのか、様々な問いを自分に投げて考えました。まだまだ深まりの足りない答えしか出ませんでしたが、自分にとって「医師を目指す」ということの根本の意味を問い続けられる医学部受験生でいたいと思います。