活動報告

第1回『深志課題探究ゼミ2022』を開催しました。

9月17日に松本深志高校で、2022年第1回目の深志課題探究ゼミを開催しました。

同校1年生29名と信州大学医学部医学科地域枠学生1-3年生16名が参加しました。


経法学部の井上信宏先生に「地域包括ケアシステム」をテーマにお話いただき、高校生と大学生を交えて8グループに分けれてグループワークを行いました。


井上先生は、経法学部応用経済学科の教授として、コミュニティーヘルスの地域づくり・関係づくりに基づく持続可能な社会システムの創生についてフィールドワークと研究を行っています。


今回は、「寝たきりにならない地域づくり」「すでに地域にあるものをとことん利用して、つながりと笑顔がある地域にする」お話から、「ひとり暮らしの高齢者の生きづらさを考えるグループワーク」を行い、全体会では参加者と社会に求められる姿勢と今後の政策の在り方について討論しました。


以下が参加者の感想の抜粋です。


※課題の見方についてなどを聞き、課題というものにどう向き合えばいいか自己の中で変えられた。解決より改善を重視していきたい。


※地域包括ケアとは何か、現在の高齢社会の状況について復習できました。このような状況の中で、「個人」をいかに支えていくかということが、大切だと分かりました。


※解決できない課題を考えていくことの重要性を学んだ。寝たきりにならない地域づくりを、今までは医療からの面で考えようとすることが、いざ自分が考えようとしたら多いと思うが、今回は医療の面から考えることはほとんどなく、新しい視点を知ることができ大変興味深かった。


※主に地域包括ケアシステムについて学ぶことができ、自分の家族のことと照らし合わせて真剣に考えることが出来るとても良い機会になりました。


※簡単には解決できない課題について、通常とは違った視点でとらえ、より具体的な解決策を導くためのプロセスを知ることができたのでよかった。


※時代の流れやコロナの流行によって更に地域との関わりが減っている今、自分にはどのような関わりができるか、また自分が高齢者になったときにどうすれば良いかを考えるきっかけになった。


※医学に重点を当てすぎず、地域の目線から医学について考えられて良かった。

※AIDの問題は法的なことだけでなく、倫理的な問題を多く含み今後さらに議論が必要であると学んだ